令和5年7月定例会 代表質問 [都市魅力と都市計画について]

施政方針・重点取組2023について / 子育て・教育について / 行財政体制について / 公共のファシリティとマネジメントについて / 都市魅力と都市計画について / 市内施設の防犯体制について

以下、議会で質問した内容と、答弁いただいた内容を記しております。

都市魅力と都市計画について

2025大阪関西万博に向けて

Q

大阪・関西万博の開催が2025年と迫ってきております。
東大阪市では「空飛ぶクルマ」が、花園中央公園で開かれた「HANAZONO EXPO」で展示されるなど、各地ではイベントの開催などで機運の醸成が図られております。
日本で唯一万博開催の跡地を有する吹田市として、開催までのそういった機運醸成や、開催期間中の会場外での取り組み・イベント実施等の計画は何か考えられているのでしょうか?

都市魅力部長
まず、機運醸成につきましては、SNSや市報すいた、市ホームページでの発信、ポスターの掲示などの広報活動に加え、本市と民間事業者や市内の大学との連携によるイベントなどを実施してまいります。
また、万博に向けた多様な取組を行う法人や団体等の支援を進めるため、本年6月30日に日本国際博覧会協会が実施するTaemEXPO2025プログラムにおいて、共創パートナーの登録を行ったところでございます。
次に、万博の開催期間中につきましては、1970年万博開催の地である吹田市ならではの強みを生かし、万博閉幕後も、本市の魅力の向上と、新たなレガシーの創出となるような取組を検討しているところでございます。

Q

万博には国内外から多くの人々が来場される予定であり、開催地である大阪にとって広く世界にPRする絶好の機会であります。
この機をとらえて、府とすべての府内 市町村が連携して、オール大阪で地元の魅力を効果的に発信するため、万博会場において、「(仮称)大阪ウィーク」を実施するとの事です。
先ほどのご答弁では触れられておりませんでしたが、この「(仮称)大阪ウィーク」の参加について吹田市としての意向、またどのように進めていくかなど、検討していることや何かお考えのものがありましたらお教え願います。

都市魅力部長
万博会場で計3週間にわたり実施予定のいわゆる大阪ウィークにつきましては、大阪府・市万博推進局が中心となって、府と府内全ての市町村が連携して、地元大阪の魅力を発信できるよう検討が進められております。
地場産品の展示や物販、伝統文化や歴史関連の催しなどが見込まれており、本市も絶好のPRの機会と捉え、現在、出展内容を検討しているところでございます。

催事内容として、大阪らしい地場産品の展示や物販、地域の祭りや伝統文化・芸能・歴史、多くの住民参加が見込まれる吹奏楽等の音楽・スポーツイベントなどの実施希望が多数見受けられたそうです。
吹田市としてたくさんの選択肢があるかと思いますが、その一つとして、江戸時代から伝わるだんじりも検討いただければと思います。

Q

「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマでサブテーマ「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」とあるわけですが、吹田にはこれらのテーマと親和性の高い「健都」がございます。
健都についても吹田市民だけでなく世界にアピールできるチャンスがあるかもしれません。
2025年に向けて計画されていることはありますでしょうか?

都市魅力部長
国立循環器医療研究センターと国立健康栄養研究所を中心とした国際級の医療クラスター形成の実現を目指す北大阪健康医療都市健都は本市の強みであり、健都において、産学官民の共創で進めるオープンイノベーションと、まちぐるみの健康づくりの取組は、大阪関西万博が掲げるテーマと親和性が非常に高いと認識しております。
万博の開催を、このような本市の先進的な取組を国内外に発信する絶好の機会と捉え、現在、健康医療部と連携し、様々な取組の実施に向けた検討を進めているほか、健都関係者との協議も行っているところでございます。

健都関係者との協議という事ですが、市民の期待に応えるためにも、もっと情報をオープンにして盛り上げていって頂ければと思います。

すいたフェスタと旧すいたまつり

昭和45年の開催から歴史を重ねてきた吹田まつりが令和元年に第50回を開催されたのち廃止され、万博記念公園内を使って、すいたフェスタ2022が開催されました。
これについては吹田まつりを開催してきた地元からは様々な意見が出ましたが、実施された内容について検証をしてまいります

Q

吹田市民と市外の方の当日の入場者数と、吹田市民はどの地区からお越しになってどの地区が少ないのか。また、市外の方はどこから来られているのか?どのように当イベントを知られたのか?など、把握されていることについて詳細をお教え願います。

都市魅力部長
昨年のすいたフェスタには、約2万人の皆様に御来場いただいたところでございます。市内、市外それぞれの来場者数や、どの地域から来られたかなどにつきましては、開催当日に来場者向けアンケートを実施し、把握に努めたところでございますが、十分な回答数が得られなかったことから、参考値となりますが、全体の75%の方が、吹田市内からお越しいただいているとの結果を得ております。また、市内を六つに区分けして、居住地をお尋ねしたところ、JR以南、片山・岸部、豊津・江坂地域からの来場者数の割合が低い状況でございました。
なお、市外からの起こしの方の居住地につきましては、把握しておりません。
また、すいたフェスタに関する情報の入手先につきましては、本市ホームページやすいたフェスタの特設ホームページ、市報すいたからの割合が高くなっております。

Q

たくさんの来場者がありましたが、トラブル回避や何か起きた際の対応については十分に準備はされていたと思いますが、熱中症の対策と設備、AEDの設置状況は適切に行われていたのでしょうか?
また、何かあった時の救急・消防の導線と駆けつける所要時間等についてはいかがでしょうか?あわせてお答え願います。

都市魅力部長
熱中症への備えにつきましては、看護師が常駐する救護用テントの設置やイベント出演者、運営スタッフへの飲料水の配付、来場者に対しての小まめな水分補給の呼びかけなどを行ったところでございます。
また、AEDの設置につきましては、本部テントに備えつけたほか、警備担当者がAEDを携帯して会場内を巡回するなど、迅速に対応できるよう努めたところでございます。
また、緊急時の救急隊等の動線につきましては、円滑な救護活動が行えるように、複数のルートを設けたところでございます。
なお、救急隊等の会場までの到着時間につきましては、そのときの交通量の状況により異なるところでございますが、およそ10分を想定しております。

Q

昨年の反省点や課題となったこと、それに対して今年取り組む事についてお教え願います。

都市魅力部長
昨年のすいたフェスタからの主な改善点につきましては、来場者の皆様に一息ついていただけるよう、日よけテントの設置のほか、会場内をスムーズに移動していただけるように案内看板の増設などがございます。
今後とも様々な課題の解消を図り、皆様に楽しんでいただけるすいたフェスタを目指してまいります。

昨年は熱中症になった方の報告も聞いております。
対策や対応については、関係者や現地のスタッフの方々にご尽力頂いていたかと思いますが、本年は昨年よりも少しでも快適な環境でご来場者さんい楽しんでいただけたらと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

Q

吹田まつり開催時は商店街や近隣のお店が相当にぎわっておりました。
経済効果としての金額では表せないでしょうけど、来場者数と近隣の店舗数から想像するに、直接効果・一次 二次波及効果と、また地元の老舗の応援という観点から多大なる好影響を及ぼしたものと考えます。
吹田フェスタについては、会場内にも多くの出店があり、会場からかなり距離はありますが「ららぽーとEXPOCITY」がございます。
当日のららぽーとEXPOCITYの入場者数は一つの参考になると思いますが、総参加者数と近隣の回遊性等について吹田まつりの時と吹田フェスタで比較・分析等されておられましたら、お示し願います。

都市魅力部長
昨年のすいたフェスタの来場者数につきましては、約2万人となっております。
吹田まつりの参加者数につきましては、例年多くの皆様に楽しんでいただいていたところでございますが、開催場所がまちなかや本市の公園であり、いたるところから会場内へのアクセスが可能であったことから、把握が困難な状況でございました。
また、吹田まつり及びすいたフェスタにおける近隣店舗等への回遊状況につきましては把握をいたしておりません。

まぁそんなところだとは思うのですが、先ほどの来場者の属性の質問についても有効な回答はなく、この件についても正確な数値はとれていないという事ではほぼゼロ回答に近い感じでした。
吹田まつりと吹田フェスタの効果の比較ができないのであれば検証のしようもありませんが、吹田まつりの方が地元振興に寄与していた事は間違いないでしょう。

Q

吹田フェスタがどれほど地元経済に寄与されているのか、また魅力のあるイベントであることを証明するための指標として、調査機関に依頼して経済効果を試算してもらってはいかがでしょうか?

都市魅力部長
すいたフェスタの本市内への経済効果につきましては、開催に向けた準備に係る業務や模擬店の出店者を市内の事業者等から優先して発注、選定しており、一定の効果はあるものと認識しております。
また、調査機関による経済効果の測定につきましては、現時点におきまして実施する予定はございませんが、すいたフェスタの開催目的の一つである市内商工業の発展に寄与できるよう、今後とも取り組んでまいります。

おっしゃる「一定の効果」を具体化してはどうかという質問でしたが、現状では市内商工業の発展に寄与したかどうかも判断つかない中で、実施する予定がないとのご答弁でした。
吹田市の地域経済について考えていこうという姿勢は見れず残念でございます。

JR吹田駅前の再々整備について

Q

JR千里丘駅前の千里丘駅西地区再開発事業は令和9年3月の竣工・引き渡しに向けて現在着々と進んでおり、地元ではまちづくり協議会が立ち上がろうとしております。
だからと言うわけではありませんが、ますますJR吹田駅が取り残された街のように映るわけであります。
市長の過去の発言においては「当該地区のまちづくりにおいて最重要課題として位置づけていく」との事でした。
JR吹田駅前の再々整備に向けたこれまでの取り組み状況・進捗についてお示し願います。

都市計画部長
JR吹田駅前におけるこれまでの取組状況、進捗につきましては、平成30年(2018年)11月に、JR吹田駅前再整備の検討に係る地域関係団体からの要望書が提出されたことを受け、吹田市開発ビル株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、NPO法人JR吹田駅周辺まちづくり協議会、本市及びオブザーバーとして、大阪府を加えた5者により、当該地区にふさわしい将来像を検討する組織体を発足いたしました。
この検討組織体により、本市計画や周辺土地利用等の基礎的データの整理、当該地区に必要な機能の検討等を行い、関係機関による検討組織の立場からの試案としてJR吹田駅南口周辺グランドデザイン案の取りまとめを行いました。
また、大規模地権者である吹田市開発ビル株式会社が、個人地権者に向けて財産更新についての勉強会を開催されており、再整備についての検討が行われる際には、グランドデザイン案が活用され、当該地区にふさわしいまちづくりが実現するよう、吹田市開発ビル株式会社をはじめとした関係者と綿密な意見交換や情報共有を図ってまいりました。

Q

これからどういった計画によってこの最重要課題に向き合っていくのかお示し願います。

都市計画部長
JR吹田駅前のこれからにつきましては、まずは地権者の財産更新に対する機運の醸成と合意形成が最も大きな課題であると認識しております。
大企業地権者の吹田市開発ビル株式会社をはじめとした関係者と引き続き意見交換や情報共有を行うとともに、今後、地権者の機運の醸成が図られました際には、ふれあいと活気ある商業空間としての都市拠点の形成を目指し、必要なまちづくりの支援等に取り組んでまいります。

示されたグランドデザイン案から時間もたつんですけども、こうやって声を上げる議員のガス抜き程度にしかなってないのかなと思いますので、ぜひともですね、これからまだまだ力強く進めていかないといけないと思いますので、できればスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。

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