令和5年7月定例会 代表質問 [公共のファシリティとマネジメントについて]

施政方針・重点取組2023について / 子育て・教育について / 行財政体制について / 公共のファシリティとマネジメントについて / 都市魅力と都市計画について / 市内施設の防犯体制について

以下、議会で質問した内容と、答弁いただいた内容を記しております。

公共のファシリティとマネジメントについて

旧吹田市民病院の売却計画について

公有地は市民共有の財産であり、すべて有効活用地と位置づけ、その利活用に当たっては、市民サービスの向上や拡大を前提として、また経営管理の視点から、利用価値の最大化を追求し、得られた利用価値を市民に最大限に還元していくことが重要であり、将来世代に負担を残さないためにも、保有目的の乏しい土地は可能な限り処分していくべきであるとの観点から、目下大きな課題となっている旧市民病院の行方は、独立行政法人市立吹田市民病院の決算に影響しており、吹田市が今後もさらに負担をすることの懸念も出てくる恐れがあるため、早期の売却に取り組んでいかなくてはなりません。

Q

旧市民病院の売却にあたって、現在支障となっている(売却が進まない)要因・課題についてお答え願います。

健康医療部長
市立吹田市民病院の旧病院跡地売却に係る主な課題につきましては、建物解体や開発に係る必要な造成工事費用の把握に加え、スケジュールの見通しが困難であることと、同病院からお聞きしております。
同病院におきまして昨年度から各種費用の見直しを進めており、今般の物価高騰の情勢を踏まえ、現在、対象不動産の再鑑定を実施しているとお聞きしております。

Q

そういった課題に対して、本市として何か考えていること、計画していることはありますでしょうか?

健康医療部長
旧病院跡地につきましては、同病院の責任のもとで適切に売却することを基本方針としております。次回の公募実施に向けまして、定期的に市民病院と情報を共有する中で、引き続き必要な助言や支援等を行ってまいりたいと考えております。

Q

当該地が、道路に面しておらず、形状がいびつであるがために利用価値が損なわれているという見方もあるかと思います。
逆を言うと利用価値の高まる状態にして公募をかければ、手が挙がることも十分に考えられ、売却価格も期待以上のものとなることがあるかもしれません。
例えば、敷地の一部を片山小学校の運動場と差し替えて、片山坂に面した土地に整備しなおす等工夫の余地はあると考えますが、春藤副市長のご所見をお聞かせ願います。

健康医療部長
旧病院跡地につきましては、教育委員会を含め、庁内における取得の意向がないことから、公募前に土地を整備することなく、現在の形状のままで実施することとしております。
引き続き適切な時期に売却できるよう、市といたしましても連携を図ってまいります。

副市長
跡地の売却に関する市の考え方は、担当から御答弁させていただいたとおりでございます。次回の公募に向け、市民病院におきまして、これまでの経過を踏まえた上で、十分に準備を行い、対応されるものと考えております。

ちょっとアクロバティックな提案ではあったと思いますが、一本調子ではなかなか進まない現状を変えるために、何か工夫しなくてはいけないと思います。この件については、引き続き今後定期的に確認してまいります。

市内小・中学校のプールについて

Q

市内の全小学校にプールが2基設置されており、1基で運営されている他市の小学校より維持費が大きくなることは安易に想像できます。
単に水道使用料だけではなく、配水管や循環ろ過設備の改修、その他修繕工事費などの維持経費について2基分が必要となってきます。
低学年や支援を必要とする児童のための小プールという事で吹田市らしいという見方もできるのですが、大きなプールでは授業ができないということはないと考えます。
児童数の少ない学校に関しては大小プールの統合について検討してはいかがでしょうか?
仮に1基に統合することになれば、運動場を広くすることもできたり、そのスペースを活用して備蓄倉庫を建てたりその他用途は様々かと存じます。
ご所見をお聞かせ願います。

学校教育部長
学校施設の在り方は、教育の目標やその取組方と効率的、効果的な施設の利用と、その両方の側面から考えるべきものと認識しております。
本市においては、全小学校に大プールと小プールを整備し、安全な環境の中で、発達段階に応じた水泳学習の指導により、児童の泳ぐ力や運動能力の向上を図ってまいりました。
これにより、本市の水泳指導は方法が確立されており、本市の特色でもある水泳教育については、一定の効果を上げております。
そのため、大プールと小プールを今すぐ統合することは考えておりませんが、学校施設につきましては、今後、いずれ現実化する学校の建て替えなど、様々な施設の在り方を考えるタイミングがございますので、効率的な施設管理の視点も含め、教育目標に応じた学校施設の在り方を、学校現場とも十分協議しながら検討していく必要があると考えております。

小プールがないと泳力の向上ができないという事はないはずなので、効率的な施設管理の視点でご検討をよろしくお願いいたします。

Q

近年、公立学校の水泳の授業を民間のスイミングスクール等に委託する動きが他の自治体で広がっており、これには水泳技能の向上に加え、教職員の負担減のメリットもあると考えます。
加えて、学校のプールを使わないことのメリットとして、消耗品や維持管理費の削減、仮に撤去した場合に、スペースの有効活用が可能となります。
話を水泳授業に戻しまして、本市小中学校の児童・生徒が少ない学校においては、試験的にスポーツクラブ等に委託されてみてはいかがでしょうか?
例えば、児童・生徒数が少なく、勤労者会館のようなプールの施設が近くにある学校であれば試験的に導入できるのではないかと考えます。
天候や季節に左右されず、夏季に集中せず通年でまんべんなく授業を受けることで継続性が生まれ、子どもたちの泳力向上に寄与し、経費を天秤にかけても十分継続が可能なものと考えますが、教育長のお考えをお聞かせください。

教育監
水泳の授業を民間に委託することにより、プールの維持等における教員の業務負担軽減等につながるものとも考えますが、児童、生徒の移動に伴う授業時間の確保や利用施設との調整で時間割編成が困難になるなど、多くの課題がございます。
また、本市におきましては、水泳学習における系統立てた指導計画の中で、各学年の指導法が確立しており、初任者を含め、どの教員も一定の指導力を身につけております。併せまして、教員が直接指導することで、子供たち同士の関係づくりや、泳力の向上を共有し合うことで、教員と子供たちの信頼関係の構築にもつながっております。
水泳事業の民間委託につきましては、現段階では、水泳指導のこのような状況から、検討には至っておりません。

教育監
水泳事業の民間委託については、ただいま担当から答弁いたしましたとおりでございます。
本市では、子供たち自らが命を守ることができるようにすることを目標とした水泳学習に取り組んでおり、本市教育の大きな特徴の一つとして認識をしております。
今後も引き続き各校で児童、生徒の泳力及び教員の指導力の向上に努めてまいりたいというふうに考えております。

やらない理由・できない理由ではなく、逆にやっていこうと舵を切れば、案外ハードルが低い事があったりしますので、ぜひ試験的に行うという部分で検討いただければと思います。

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