令和3年2月定例会の予算委員会 健康福祉分科会で「健康づくりへの支援について」質疑いたしました内容を以下に記します。
地域での事業者や団体等が連携した健康づくりへの支援による拡充
いろんな事業をやっていらっしゃると思うんですけれども、それぞれ参加された人数とか満足度とか、終えるごとにアンケートとかで追いかけて分析とかはされておりますでしょうか。
ご答弁(健康まちづくり室主査)
今回、予算を提案させていただいておりますのは、健康づくり推進事業団に関する補助事業になっておりまして、現在事業団の実績につきましては、これまで市民の健康増進に寄与する事業を継続的に実施されてきたというのが挙げられます。今回、拡充予算として上げさせていただいておりますのが、今後、市が健康寿命の延伸に向けた取組を進めていく上で、健診等で明らかになった課題に対しまして、全市的な取組に加えて、各地域の団体との取組を連携して進めるところが重要だと考えております。
そこで、事業団が各地域で取り組まれている団体等をつなぎながら、まちぐるみで健康づくりが主体的に実施されるような取組を支援する、そういった予算を今回拡充予算として提案させていただいているところになります。もちろん取組を実施した際には、参加者からアンケートを取るというところは、一定検討する余地があるのかなと考えているところでございます。
事業団への補助だからといって、市が何も関与しないということではないと思います。これは継続している部分もあると思うんですけれども、参加した皆さんが、数値は出てないでしょうけれど、満足されているという実感はありますか。
ご答弁(健康まちづくり室主査)
これまで取り組まれてきた事業におきまして、例えば、みんなの健康展という事業につきましては、設立以降ずっと実施されている事業でございますけれども、参加者の方々からは大変好評をいただいていると、アンケートの結果からもうかがえます。
ただ、現状に甘んじることなく、健康づくり推進事業団につきましては、毎年度、頂いた御意見を踏まえながら、よりよい形での事業の見直しを進められてきたということがございますので、引き続き本市としましても、市民の皆様が楽しみながら健康づくりに取り組んでいただけるような事業を実施するように、事業団と協議しながら進めたいと考えているところでございます。
目的は理解できるんですけれども、それぞれの事業に明確な目標とかを持たせたりすることが必要かなと思うんですけれども、その辺はされていたりしますでしょうか。
ご答弁(健康まちづくり室主査)
こちらの事業を今後実施することによって、参加者が健診を受けた結果、健康の改善につながったなどで一定の事業の効果が把握できるのかなと考えております。
目標がなければ効果の感触もつかめない気はするので、昨年の健都の特別委員会でも少し話に触れたんですけれども、健康寿命の延伸とかについては、できれば数値目標を具体的に示していかんと駄目かなということを申し上げたんですけれども、成果に着目した取組という、もっと踏み込んで事業を進めてほしいと、事業団の方々にもお願いしたいなと思います。
健康を具体的に数値化して、見える形での市民の健康寿命の延伸、市長も言ってはりますけれども、その先にある生活の質の向上に結びつくように、実りのある事業となるよう取り組んでいくべきと考えますけれども、最後にもう一度、御所見をお聞かせ願います。
ご答弁(健康まちづくり室参事)
委員がおっしゃるとおり、健康寿命という見える形の目標以外に、例えば生活習慣の改善に取り組んでいる人数とか、あるいは健康づくりに参加している方の人数であるとか、そういった指標を設けて、しっかりと取組の効果をはかっていくべきであると考えております。
来年度、健康すいた21という市の健康づくり、健康増進に関する計画も、策定年度に当たっておりますので、その中でもしっかりと指標を定めて進捗管理をしてまいりたいと考えております。
前に進めていくような感じで考えていらっしゃるということで、一つ安心というか、これからも事業団の方たちが主体となってやっていくんでしょうけれど、吹田市もお願いして終わりじゃなくて、しっかりと一緒になって取り組んでもらって、全体的に市民の皆さんが実感できるぐらいの効果を得られるように最大限の努力をお願いいたします。