令和2年度(2020年)予算委員会 文教分科会で「ふるさと寄付金事業」質疑いたしました内容を以下に記します。
高村 質問
プログラミング教育が必修化されるということで漏れなく吹田市もそうだと思うんですけれど、その点で聞きたいんですが、文部科学省のウェブサイトでプログラミングの部分で研修教材が公開されていたと思うんですけれど、それとは別で吹田市で研修とかを実施する予定があるんですか。
というのも、先生の中にはやっぱり苦手意識もある人もおるかもしれないし、プログラミングに精通していない先生が知識不足のまま教えることもあると思うんです。
教える先生によって教育の質に差ができてしまうと考えられるので、基本、先生の理解度を高める必要があると思うんです。
子供たちはもちろんそうなんですけども、先生もタブレットとか、パソコンの取扱い自体に慣れないといけないので、こういった対策について、吹田市として取り組まれてきたこととか、これから取り組んでいくこととか、何かあれば教えていただいていいですか。
教育センター 答弁
プログラミングについての研修は昨年度、今年度ともに、導入しているソフトに特化した研修を3回ずつ行っております。
また、プログラミングを主とした公開授業を行いまして、各学校1名が参加して授業を参観し、その後、協議、大学の教授から指導、助言を受けて、校内でも発信していただいているという現状でございます。
高村 質問
やってもらっているのはいいと思うんですけど、これでスキルは教えるところまでは達したということで理解していいんですか。
教育センター 答弁
来年度、プログラミング学習の本格実施に向けて、各学校でも校内研修や授業等を行っております。
また、ICT支援員からも授業実践でありましたり、活用できるものの提供を各学校で先生方にしていただいておりますので、それも教育センターで集めまして、各学校へ配付し、授業へ活用していただけるように準備を進めております。
高村 質問
それはもうそのまま進めてもらって、本当に子供たちのほうが知っている場合のほうが多いので、子供たちからも学びながらスキルを磨いてもらったらなと思うんです。
質問が違うんですけど、同学年でもスキルの差がかなり生じると思うんです。
得意な、楽しいと思う子供はどんどん成長していくと思うし、ちょっとでも苦手意識があったら、本当に全く進まないという子も出てくると思うんですけど、例えば将来的にはこのプログラミングとかICTに関しては、学年で割るんじゃなくて、パーソナル化していくというか、スキルでクラスを分けるといったことも必要になってくるのかなと僕は思うんですけど、今答えは出ないとは思うんですけど、その辺はどう思われるでしょうか。
教育監 答弁
もしかしたらそれは近い将来そういう状況になってくるかも分かりませんし、それぐらいレベルアップが図れればいいなとは思います。
ただ、学校で指導します基本になります学習指導要領というものがありまして、学習指導要領の指導形態そのもので学年の枠を超えたようなことが柔軟に対応できるということであれば、そういったことが実際に実現することも可能なのかなと思います。
高村 質問
できる子とできない子がはっきりしてくると、また性質の違った、その環境を使ったまた新たないじめとかも発生してくると思うので、そういった対応も、起きてからどうしようかじゃなくて、事前にこういうこともあるんじゃないかというのも常々検討してもらうというか、想定してもらって取り組んでもらえたらなと思うんです。
何といってもまだこれからスタートするところなので、たくさん試行錯誤はされると思うんですけども、この吹田市から本当に有能な人材というか、子供たちが将来、活躍できるような取組にしてもらいたいなと思いますので、ぜひお願いします。