吹田市議会財政総務委員会として、行政視察の2日目は東京都杉並区を訪れました。
ここでの焦点は公契約に関する取り組みでした。
杉並区では、公契約において独自の最低賃金を設定しており、これにより地域経済と公共事業の新たなバランスを模索しています。
この施策は、労働者の権利保護と地域経済の活性化を目指すもので、他の自治体にとっても参考になる点があるかと思います。
区の担当者から政策の詳細と実施過程について説明を受け、その後の質疑応答では、他区間との賃金差がもたらす影響について議論が交わされました。こうした施策が地域経済に与えるプラス面とマイナス面を考慮することは、今後の政策策定において重要な要素となります。
しかし、吹田市においては、公契約における最低賃金の設定は現段階では僕は導入すべきではないとの立場を持っています。杉並区の取り組みは興味深いものですが、吹田市の現状や他市とのバランスを考えると、慎重にならなくてはいけないものだと思います。
この視察から得られた知見は、吹田市が直面する課題への対応策を考える上で、重要な参考材料となります。
杉並区の事例を踏まえ、吹田市にとって最適な政策を慎重に検討し、市民の生活向上と地域経済の発展を目指すことが求められます。
このように、吹田市議会財政総務委員会の二日間の視察は、他自治体の取り組みを学びつつ、吹田市の独自の道を探求するための貴重な機会となりました。
吹田市にとって適切な時期と方法を見極め、市民のための最良の政策を策定していく所存です。