令和4年9月定例会 代表質問 [公共施設のファシリティとマネジメントについて]

令和4年(2022年)9月定例会 代表質問

1.公共施設のファシリティとマネジメントについて / 2.保育園・こども園の一時預かりについて / 3.教育行政について / 4.市長の市政運営について

以下、議会で質問した内容と、答弁いただいた内容を記しております。

公共施設のファシリティとマネジメントについて

中長期的な観点で、効果的・効率的に整備・管理・運営を行うことで、次世代に大きな負担を残さず、市民が安全・安心・快適に公共施設を持続的に利用できる取り組みが必要であります。
公有地は市民共有の財産であり、すべて有効活用地と位置づけ、その利活用に当たっては、市民サービスの向上や拡大を前提として、また経営管理の視点から、利用価値の最大化を追求し、得られた利用価値を市民に最大限に還元していくことが重要で、保有目的の乏しい土地は可能な限り処分していく事も考えなくてはなりません。
また既存施設における、利用者さんや職員さんにとって快適・魅力的な施設の実現も大事な取り組みであります。
それでは課題や問題について1点ずつ確認してまいります。

公共施設のwi-fi環境について

Q

今やパソコンやタブレット・スマートフォンを誰もが日常として使い、ビジネスにおいては必須のものとなっておりますが、市内の公共施設における貸し会議室・視聴覚室・講座室・多目的室等では、いまだにWi-Fi環境の無いところがあります。
市内のこういった施設におけるネット環境について、現在の状況と計画についてお示し願います。
各所管のご答弁ではなく、どなたか一括してご答弁ください。

情報化推進担当理事
市内各施設におけるWi-Fi環境につきましては、全庁的な方針の下で整備を進めており、現在、公民館、コミュニティセンター等の整備が完了しております。
今年度につきましては、避難所施設等の整備が完了する予定となっております。
また、その他の施設につきましても、市民サービス向上、費用対効果について十分に検討を行いながら、必要な施設につきましては、令和5年度までに整備できるように、各施設を所管する部局と連携を図りながら取り組んでおります。

吹田市立 博物館について

Q

映像コンテンツの情報が古く、「旧操車場跡地をこれから整備していく」といったものが流れており、こういった古い情報を吹田市の子どもたちに発信し続けている事にどう感じるか?
そもそもこの映像はいつ頃制作したものなのか?
また映し出す液晶モニターも焼けている。
あれでは子どもたちは興味を示しません。何のための施設なのか。
大規模改修の計画があると聞いてはおりますが、それまでに今一度、博物館の魅力UPに向けて、常設展示場の見直しやコンテンツの見直しをされてはいかがでしょうか?
例えば、子育て世代の職員さん達に、定期的にツアーで現地視察して頂くなどして、第三者の意見を聞くなどされてはいかがでしょうか?

地域教育部長
博物館の展示室における映像コンテンツは、平成4年(1992年)11月の開館に合わせ制作したもので30年が経過し、内容に古い情報が含まれているものもあることは課題として認識しております。
博物館は令和10年(2028年)に大規模改修を予定しており、映像コンテンツも含め、常設展示の大幅なリニューアルも同時に行うべく計画を進めているところでございます。
また、それまでの間にも展示資料の入替えやデジタルコンテンツを活用した最新の情報提供を行っていきたいと考えております。
リニューアルの実施に当たっては、多くの方の御意見を聞くことも重要だと考えており、特別展等の期間に実施しているアンケートの御意見も参考にしながら、子育て世代を含む幅広い世代の方に親しみを持っていただき、魅力ある博物館となるよう努めてまいります。

約30年前に制作した映像を使い続けているという事ですが、それはそれで味があるとは思いますが、子どもたちには新しい情報や、映像の魅せ方の工夫など、定期的にもう少し興味を持ちやすいものにして頂く事を要望しておきます。
また大幅なリニューアルまで、まだまだ時間はあるので、時代の流れもつかみつつ、コンテンツの充実を図って頂きたく思います。

市民体育館のエアコン設置状況について

Q

市民体育館のエアコン設置状況と計画をお教え願います。
トレーニング室は扇風機をフル稼働しておりますが、熱風がくるだけで気休めにもならない状態の施設もあります。
避難施設にもなり得る市民体育館のエアコンについて、所管のお考えも併せてお聞かせ願います。

都市魅力部長
市民体育館のエアコン設置状況につきましては、各市民体育館では事務室、更衣室、廊下などの共用部分には既に設置をしており、各体育室につきましても、片山市民体育館の第2、第3、第4、第5体育室及び目俵市民体育館の多目的室には設置をしております。
また、そのほかの施設への設置につきましては、今年度及び来年度の2か年で策定予定のスポーツ推進計画、スポーツ施設整備方針や、吹田市公共施設(一般建築物)個別施設計画の中で、費用対効果も踏まえ、関係部局と協議し、必要性を検討してまいります。

他市においては、市民体育館の全室に、エアコンが設置されているところがあると聞いておりますので、確かにコスト面で負担増になるは思いますが、利用者の快適性向上や災害時の避難の事もあるので、前向きにご検討を進めて頂きますようお願いしておきます。

車いすスポーツが可能な体育館について

Q

伊丹市には車いすバスケットボールチーム「伊丹スーパーフェニックス」があり、全日本選抜の候補となった吹田市在住の選手も所属しており、現在も活躍されております。
吹田市にはそういった環境がなかったといったこともあり、今は市外の有名なチームで頑張っておられます。
さて、吹田市においては、車いすでのスポーツが可能な体育館というものが存在するのか、
吹田市内には5つの体育館がありますが、更衣室やトイレ、駐車場からの動線が確保できていて、バスケットボールなど車いすスポーツが可能な体育館というのはありますでしょうか?

都市魅力部長
車椅子スポーツにつきましては、市民体育館の体育室等での利用が可能となっております。
利用に際しましては、床を傷つけないよう保護するための緩衝材を車椅子に取りつけることをお願いしているところでございます。
次に、駐車場から施設までのアクセスやバリアフリー化など、車椅子での利用条件の整った体育館は、北千里市民体育館、目俵市民体育館の2館となっております。

「吹田市には車いすで体育館を利用できるところがない」という声を実際に聞いており、市民にはあまり認識されていないのではないかと思います。
もう少し頑張ってホームページやその他の媒体でも、アピールしてもらえるようお願いしておきます。

公園について

Q

「最近の子どもはゲームばかり」「外で遊ばない」「体力が落ちた」等いろいろ言われておりますが、今の公園は「あれダメ」「これダメ」と、子どもに制限をかけている現状でもあります。
では、どの公園ならできるのか?この公園は何が可能なのか、示すことも大事であると考えます。
まず、お伺いいたしますが、市内で気軽にバスケットボールのできる公園はまんべんなくあるのか?市内に何か所あるのか?JR以南にもあるのか?
また、バスケットゴールを設置する公園とそうではない公園、どういった基準ですみ分けているのでしょうか?

土木部長
現在、市内にバスケットゴールのある公園は中の島スポーツグラウンドの多目的グラウンドを含み8か所あります。
最も北にあるものは山田駅東公園、最も南にあるものは中の島公園の多目的グラウンドにあり、大きな偏りはないものと考えております。
公園施設としてのバスケットゴールの設置基準はございませんが、当時ある程度の広場面積の確保できる公園の整備の際に設置されたものと思われます。
ただし、バスケットゴールは夜間の騒音の苦情が多く、公園遊具としては平成17年(2005年)以降は設置しておりません。

Q

市民の方から「スケートボードしたいけど、吹田市で出来るところは何処?」と聞かれた時は、どのような対応をとられてますか?

土木部長
公園でのスケートボードについての問合せがあったときには、公園ではスケートボードを禁止していません。
ただし、公園施設を破損させたり、他の公園利用者や近隣住民への危険行為や迷惑行為となるような利用の仕方は禁止ですと説明しております。

基本的に制限をされているわけではないという答弁でした。

Q

市内のどの公園にどんな遊具があるのか?どの公園で遊技が可能なのか?どの公園でスポーツが可能なのか?今のホームページではわかりにくい状態です。
ちょっと頑張ってリニューアルをして、子どもたちでも簡単に検索できて、わかりやすい仕組みにされてはいかがでしょうか?
例えば、それぞれの公園をCSVデータからGoogleマップに落とし込んで、公園の様子を画像や動画で示してあげるなど、最初は手間がかかるかも知れませんが、滅多に更新する必要も無いので、是非とも取り組んで頂きたく思いますが、ご所見をお聞かせ願います。

土木部長
現在、公園のホームページでは、主要な9公園について、すいた公園ナビ!というページで公園ごとの紹介や目的に合った公園を検索できるようページを作成し、PRに努めております。
江坂公園と桃山公園につきましては、魅力向上事業により、指定管理者によるホームページを立ち上げており、今後、他の主要公園につきましてもホームページのリニューアルに取り組んでまいります。
一方、大部分の街区公園につきましては、大きな特色がなく、半径250m圏内の街区住民を対象として整備されている公園であることから、公園の性格に合ったPRの方法について検討してまいりたいと考えております。

是非とも検討して頂いて、市内の公園を網羅したデータを市民の皆さまに見てもらって、活用してもらえるように取り組んで頂きたく思います。
何でしたら僕の方でもお手伝いいたしますので、宜しくお願い致します。

公共施設のトイレ改修計画についてについて

Q

公園のトイレの改修計画についても、何度か発言させて頂きましたが、市内の公共施設(コミセン・公民館・図書館・幼稚園・保育園・勤労者会館別館・運動施設・市民プール・博物館など)における、トイレの改修計画などをお聞かせ願います。
こちらも、各所管のご答弁ではなく、どなたか一括したご答弁で結構です。

公共施設整備担当理事
公共施設のトイレにつきましては、吹田市公共施設(一般建築物)個別施設計画に基づき、建て替えや大規模修繕等の機会を捉えて、各施設所管と内容を調整しながら、床のドライ化や便器の洋式化等をはじめとした改修をしており、今後も同様に対応してまいります。

大規模修繕や建て替えが無いと、改修を進めないという現状ですが、本当に必要な施設や変えて欲しいといった声が多いところについては、柔軟にご対応頂けますようお願いしておきます。

職員さんの働く環境について

Q

快適に過ごせる、または働ける環境を整備する事は大切な事であり、特に若い人たちは就職先を選ぶ条件にはそういった部分の比重が大きい傾向にあります。
特に優秀な働き手は、引く手数多であり、環境が整っていなければ、離職して新天地に渡ることも往々にしてあります。
綺麗で整理された職場、清潔で快適なトイレ、サクサクと動くパソコンやタブレットの完備など、現在の本庁舎の環境について、どういった工夫をされているのか?
現状をどのように評価されているのか?
また今後どういった取り組みをされていくのか?春藤副市長にお伺いいたします。

総務部長
本庁舎の環境につきまして、まず総務部より御答弁申し上げます。
本庁舎の環境につきましては、美観を損なうことなく、安全に御利用いただけるよう清掃業者による定期的な清掃のほか、適宜各種設備の経年劣化等に伴う改修や修繕を行い、施設の維持保全に努めているところでございます。
また、平成28年度(2016年度)には、市庁舎デザインアップ業務により、庁内表示等のリニューアルを行い、利用しやすく快適な空間づくりを進めてまいりました。しかしながら、令和元年度(2019年度)に新規採用職員を対象に実施した総合案内体験研修において、庁舎センスアップに係るアンケートを行ったところ、トイレの改善に関する意見が最も多かったこともあり、トイレ環境の改善が課題であると認識をいたしております。
今後につきましては、引き続き施設の維持保全や美化に努めていくとともに、本庁舎の改修により、既存トイレの改修を行うなど、働きやすい環境づくりを進めてまいりたいと考えております。

情報化推進担当理事
次に、ICTに関する業務環境につきましては、まず情報化推進担当より御答弁申し上げます。
まず、ハード面につきましては、必要十分な台数のパソコンの配備に加えまして、近年ではテレワークやペーパーレス会議等といった新たなニーズに合わせた各種の持ち運び用パソコン等の整備を行っております。
また、ソフト面につきましても、オンライン会議システムや職員同士のコミュニケーションを活発化させるチャットツール等、業務効率化に資する様々なシステム整備を行うとともに、来年度は庁内の情報共有システム、いわゆるグループウエアを最新化することで、内部事務のDX推進をさらに加速化することを目指しております。
最新のICTを活用した環境整備につきまして、引き続きしっかりと取り組んでまいります。

副市長
近年の就職活動におきましては、就職先の選定に当たって、仕事内容や職場環境、そして残業が少ないなどワークライフバランスの観点が重視されていると認識しております。
そのような中、本市においてもICTを活用した働き方改革と共に、様々な工夫による快適な職場環境づくりを進めております。
優秀な人材の確保や職員のモチベーションを向上させ、業務の効率化を図るためにも、快適に公務を遂行できる環境を整備することは喫緊の課題と考えております。
今後とも若手職員から職場環境に対する声を聞き、トイレ等の改修やICT環境などハード面の整備に加え、DX化の推進による内部事務の効率化をはじめとした働き方改革をさらに進め、働きやすく、そして働きたくなる職場環境づくりに積極的に取り組んでまいります。

ICTの業務環境もその他の環境においても、もっと頻度を上げて定期的に職員さんに聞き取りとかしてみたらいかがかと思う。
今や簡単にオンラインでアンケートフォームなどを作ってデータ収集を行える時代です。
そうやって客観的な評価を取り組みに活かして頂きたく、要望しておきます。

本庁舎改修工事について

Q

本庁舎の増築・改修に27億円という大きな予算をかける議案が出されており、議案の趣旨には「建替え時期を見据えたうえで、既設設備等を適切に更新及び改修」とありますが、本庁舎はこのあと何年使う見通しなのか。
建て替え時期の見込みと、建て替えにかかる費用の概算などの計画について現時点で考えていることがあればお教え願います。

庁舎改修担当理事
平成30年(2018年)2月に取りまとめました吹田市本庁舎整備検討報告書におきましては、本庁舎の本格的な建て替えの検討を約10年後から開始するものとし、新庁舎の完成目標を約20年後と想定しており、現時点ではその方針に変更はございません。

Q

これから何十年も使う建物であるなら、これほど大きな予算を使うことも、用途によっては致し方ないことかもしれませんが、長く使っても約15年のこの建物で、増築の必要性と高額な予算を投じて改修する理由がやや乏しく感じます。トイレについては、わざわざ増築ではなく、既存のものを改修することはできないのか。
本庁舎には5台ものエレベーターがありますが、低層棟にもエレベーターが本当に必要なのか。ベビーカー等の縦移動が遠回りすることになる場合も現在ありますが、例えばそれこそ児童部さんの場所を1階にするなど、今ある中でやりくりすることを検討されたのか、知恵を出し合って課題の解決の議論をされたのか、見えてこないところもあります。
それでも使いにくい古いトイレの改修や既存不適格の解消など、本当にどうしても必要とする部分に関しては進めていくべきものもあろうかと思いますが、高額な予算の原資は空から降ってくるわけではなく、市民の税金であり、慎重に議論を重ねるべきと考えますが、御所見をお聞かせ願います。

庁舎改修担当理事
現在、低層棟にございますトイレにつきましては、階段の踊り場部分にあることから、車椅子でお越しの方や足の不自由な方に御利用いただけない状況でございます。
また、既設の障がい者用トイレにつきましても、スペースの問題から、改修によって現行の大阪府福祉のまちづくり条例等に対応することが困難でございます。
低層棟におきましては、1階に障がい福祉室、高齢福祉室及び国民健康保険課等の窓口が配置されており、児童部の窓口を1階へ配置することは困難であることから、ベビーカーでお越しの方には、中層棟及び高層棟のエレベーターを利用しての移動が必要となっており、大変御不便をおかけしているところでございます。
これらのバリアフリー対応や利便性の課題を解決するため、低層棟に接続するエレベーター及びトイレを備えた棟の増築が必要であると認識いたしております。
また、同時に、今後建て替えまでの期間に必要となる設備等の改修をまとめて実施し、より長く使用することにより、費用対効果の高い維持管理を図ることができるものと考えております。

次の本庁舎の建て替えに係る費用は150から200億円、またそれ以上を超える大きな予算が必要になるわけです。
それまでの間、少しでも節約できるようにやりくりして、工夫する必要があると考えます。

耐震性を有していない職員会館について

Q

これまで幾度となく指摘してきた当建物について、勤務者や入館者の安全性の確保ための改修や除却等について、何か検討していることや計画はあるのでしょうか?

総務部長
現時点におきましては、職員会館の改修等に係る計画は有しておりませんが、本庁舎整備の方針を踏まえつつ、職員会館の在り方を検討し、結論を得た上で必要な対応を図ってまいりたいと考えております。

在り方の検討とおっしゃいますが、実態として何も動いている様子も無いので、結論を得る事はないかと思います。
今の答弁からわかることは、そもそもこの問題に対して全く気にもしていないという事が伺えます。

岸部中の遊休施設・未利用地等について

Q

2月議会で同僚議員から当地について質問があり、春藤副市長は「資産経営室を中心としながら、関係部局間で健都周辺の公共施設整備の具体的な検討を来年度から始め、そのポテンシャルを最大限生かす。」と答弁されておりました。
岸部中住宅など、一部手を付けているところもありますが、点在する物件や施設を一体的に考えて動かさなければ、課題は先送りになるばかりではないかと懸念します。
土地や施設を所有している各部局を縦に割ると、なかなか進まなかったり一体的な取り組みも難しくなるでしょうから、中心に資産経営室を配置するという事なんだと思いますが、本年度から具体的な検討がなされているであろうその内容について、進捗や計画等をお示し願います。

公共施設整備担当理事
現在、岸部中エリアに点在する本市所有の土地や建物に関する状況を把握し、関係所管と連携を図りながら情報収集に努めているところでございます。
今後につきましては、供給、品質、財務の三つの視点による施設の建て替え等に合わせた複合化や、公有地の有効活用などのほか、現存する青少年施設など、周辺施設の特徴を踏まえた施設の在り方について検討してまいります。

難しい部分を担われていると思いますが、しっかりと進めて頂きますよう宜しくお願い致します。

さんくす1番館と3番館の吹田市所有の施設について

Q

委員会等でも発言させて頂きましたが、パスポートセンター・消費生活センター・稼働の少ない市民サービスコーナー等、市が所有する物件についてできる限り活用しようとする考えは理解しますが、無理して使う必要はないとも考えられます。
そこの場所に絶対になくてはならないものなのか?
ほかに代替地はないのか?複合的な窓口の可能性の模索など、考えているところもあるかと思いますが、現時点でのお考えや計画などありましたらをお示しください。

市民部長
さんくす1番館の市民サービスコーナーにつきましては、現在、コロナ禍において市役所市民課などの来庁者を分散し、密を避けるために運営を継続しておりますが、市民サービスコーナー見直し計画に基づき、廃止に向けた検討を進めておりますので、移転などの計画はございません。
次に、さんくす3番館のパスポートセンターと消費生活センターにつきましては、JR吹田駅に近く、交通利便性がよいことなどから、市民サービスの提供において問題となるようなことは特にございません。そうしたことから、移転などに関する具体的な計画はございません。

ほぼ稼働しない市民サービスコーナーを廃止する方向というのは英断であるとは思いますが、パスポートセンターと消費生活センターについては、交通利便性を例に出されましたが、到底納得のできる答弁ではありませんでした。
駅前一等地のあの場所でしかできないという事は無いと思いますので、他の場所や、統合や複合的な業務を可能とする環境にする事も、検討して頂きたい事を申し述べておきます。

市内の自転車駐車場の赤字について

Q

建物や設備の老朽化に伴う補修費や、保守点検費用が高額になるケースもあったり、自転車の大型化に対応できていないことが原因での収容率の減少、委託料の増加など、抱える問題は山ほどあるわけですが、この赤字体質で将来世代に無駄な負担をさせない為にも、何か計画を持って取り組むべきであると考えますが、昨年11月に指摘して以降、何か取り組んできたことや計画策定など進めているものがありましたらお示し願います。

土木部長
現在、各自転車駐車場の状況を調査中ではありますが、原動機付自転車の利用者が減少し、大型自転車が増えているのが現状であります。
阪急南千里駅前西第2自転車駐車場におきましては、原動機付自転車置き場を大型自転車駐車スペース60台への変更を行いました。
今後の改善事例としましては、片山保管所を自転車駐車場に変更する計画があります。全体としてコロナ禍で利用率が低下しましたが、徐々に回復傾向にあります。
今後も支出の精査をし、最適な収容台数を検討してまいります。

指摘した内容について鋭意努力して頂いていることに感謝いたしますが、原付バイクと自転車の収容台数の比率を変えた、片山保管所を自転車駐車場にする。と、まだまだ小手先だけのようにも感じますので、赤字体質からの脱却のためには、思い切った判断も必要になると思いますので、より一層の抜本的な取り組みに期待しておりますので、宜しくお願い致します。

市立吹田市民病院の旧病院跡地について

Q

令和3年7月から旧市立吹田市民病院跡地売却に係る事業者公募を実施していましたが、第一次審査を通過していた事業者から辞退の申し出があり、不成立となりました。
現在までの進捗はあまり変わらないといったところかと思いますが、この施設の売却が進まない事での、考え得るデメリットをお示しください。

健康医療審議監
市立吹田市民病院におきましては、第3期中期計画期間内の適切な時期での売却に向けて、あらゆる方策を検討することとしておりますが、旧病院跡地の売却が進まないことによるデメリットといたしましては、周辺の住環境への影響、評価額の変動による固定資産の減損リスク、管理コストの増大などがございます。

述べて頂いた通り、デメリットは沢山あっても、放置しておくことで今のところメリットは一つもありません。
二度話が流れておりますが、とにかく早く当地の売却が進むように、アンテナを張って知恵を出し合い、しっかりと取り組んで頂きますようお願いいたします。

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