SNSを悪用した詐欺急増―全国が直面する危機とその対策

まずは記事について説明(長文になってすみません)

2024年に入り、私たちの生活の隅々まで浸透しているSNSを通じた詐欺事件が、驚くべき速度で増加しています。
特に注目すべきは、「SNS型投資詐欺」「SNS型ロマンス詐欺」と名付けられた二つの手口です。
これらは、一見無害に見えるSNSのやり取りから始まりますが、最終的には巨額の損失を被害者にもたらす非常に巧妙な詐欺です。
滋賀県を例にとると、わずか3カ月間で被害件数は72件、総額約4億1200万円に達しており、これは前年同期の約6.5倍の件数、4倍の金額に相当します。
この事態は、一部の地域に限定された問題ではなく、私たち全員にとって切実な危機と捉えるべきでしょう。

滋賀県警によると、2024年の1月から3月までに発生した特殊詐欺の件数は57件、被害額は約1億5400万円です。
これは、従来からある「オレオレ詐欺」を含む特殊詐欺の数字ですが、昨年下半期から急増しているSNSを介した新たな詐欺手法の件数と被害額は、これをすでに上回っています。

例えば、滋賀県草津市に住む62歳の男性は、SNSで女性を装った詐欺師と知り合い、複数回にわたり暗号資産を売買する投資話に誘われました。
最初はアプリ上で利益が出るように見せかけられ、実際に利益が出たかのように信じ込まされましたが、最終的には約5700万円もの大金をだまし取られてしまいました。
また、彦根市に住む23歳の女性は、マッチングアプリで韓国人男性を騙る詐欺師と知り合い、投資を通じて将来を共にする約束を信じ、約450万円を失ってしまいました。

これらの事例は、ただの数字以上のものです。実際に多くの人々の生活が、これらの詐欺によって大きく狂わされています。詐欺師は、人々の信頼や恋愛感情を悪用し、冷静な判断を鈍らせることで、容赦なくお金を騙し取っています。

滋賀県警は、被害に遭った人々に対する聞き取り調査を通じて、多くの人が特殊詐欺を「自分のこととは思っていなかった」と感じていることを明らかにしました。
実際に被害に遭った手口を事前に知っていた人は少なく、ほとんどの人が自分は詐欺のターゲットにならないと過信していました。このような認識の甘さが、詐欺師にとっては好都合なのです。

したがって、私たちは「絶対にもうかる投資は存在しない」という現実を受け入れ、常に警戒心を持ち、情報を共有することが重要です。
詐欺を未然に防ぐためには、1人で判断せず、専門機関に相談すること、そして「自分も騙されるかもしれない」という謙虚な姿勢を持つことが、何よりも大切なのです。

高村の考えは以下のとおり

詐欺事件の発生が止まらない今、滋賀県だけでなく全国的に警戒が必要です。
吹田市では、特殊詐欺に対する集中的な取り組みを行っています。市、警察、事業者、市民が一丸となって特殊詐欺被害の撲滅を目指し、具体的な対策として、警察と行政が連携して対応した電話機の補助などを行っています。
これは、特殊詐欺の根絶に向けた本気の取り組みであり、行政と市民が危機意識を共有し、一体となって対策を講じることの重要性を示しています。
詐欺被害を未然に防ぐには、警察だけでなく、市民一人ひとりが危機意識を持ち、情報の共有と警戒を怠らないことが不可欠です。
私たち吹田市の取り組みは、他の自治体にとっても参考になるはずで、これを機に全国での被害撲滅に向けた動きが加速することを期待しています。

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