11月定例会における、議案に対しての会派の意見

本日閉会しました11月定例会では、以下三議案について会派として意見を述べました。

目次

議案第98号吹田市立学校条例の一部を改正する条例の制定

我が会派にも、賛否のお声が多く寄せられました。
本条例が今議会に上程されるまで、令和元年度から話し合いをもっていたにもかかわらず全ての保護者の方々の十分な理解を得るに至らなかったことは遺憾であります。

山五小学校の児童、保護者の多くの声を聞くための努力を、市長をはじめとする各部局の担当者や、教育委員会の方々はされていたのかもしれません。しかし、今日のこの状況は本当に悔いなくやり遂げた結果だと評価できるでしょうか?
少なくともこれまでいただいた声から判断しますと、適切に進めることができた、とは評価できません。

また、教育委員会で統廃合の決定に至るにあたっては、教育委員が対象校を視察し、また関係者の意見を十分に聞くことが必要だったと存じます。
しかしながら、現実に対象校の児童減少は進行しております。転校による子供達の減少もありました。現状では一クラスに女子が3人の状況もあります。多くの児童がいる環境で生活することは、現在の社会に求められる多様性を理解することに資するというメリットなどを求めていく必要もあると存じます。

また、切磋琢磨する機会が少ないといった声もありました。まさに問題がでている状況です。
過小校の課題を早期に改善するため、真摯に向き合い注力することを教育委員会や現場の先生方に強く要望します。また、このタイミングで教育長人事が行われることを心配する声もありますので、十分なご配慮やご説明をお願いいたします。
統廃合に関して不安を持っている児童が笑顔で学校へ通えるように、転入を多く受けられてきた、現場の先生方のお力を十分に発揮していただけるよう、教育委員会のサポートを求めます。
統廃合による学校作りを教育委員会が行い、学ぶ環境作りを現場の先生方が一体となって行なっていく。
さらに、保護者の教育委員会や学校への理解やご協力があってこそ、児童の無限大の可能性を引き出せるのではないでしょうか。
保護者が不安になれば、それが児童に伝わってしまい、児童も不安になってしまうこともあると存じます。
私達大人がしっかりと大きく構え、子供たちが新たな環境でたくさんの友達を作り、笑顔で学校に行きたくなるように子供たちと接することが大切です。
その中で、子供たちが、自ら自己実現をしていく未来を切り開いていくと考えます。

一番には子供達の心のケア、また反対されている保護者たちからご理解を頂くべき説明を行うなど、教育委員会のこれからの取組は重要です。
進捗状況を、関係者また議会に丁寧に報告することを求めます。
限りある時間を大切にし、子供達の可能性が広がる学校作りになるように強く要望し、賛成とします。

議案第111号吹田市民プールの指定管理者の指定

令和5年夏期の吹田市立北千里市民プールにおいて、従業員への給与遅配や、採用に関わる個人情報関連書類の紛失といった事例から、ずさんな管理体制が明らかになりました。また、この問題が選定委員会の選定後のタイミングで発覚した事で、正しい評価点であるかどうかが大きく懸念されます。

従業員への給与遅配は労働基準法第24条にも反しており、速やかに是正されている経緯はありますが、今後本市においても厳重な管理体制を求めます。

本件においては、令和6年4月から通常運営できるよう配慮する必要があり、選定委員会は既に解散している為、新たな調査に時間を要する事で、継続審議を行えば市民生活に影響を及ぼす可能性が高まります。

指定管理事業者は、今回の事例以外での過去5年間において不祥事を起こしてはおらず、また、指定管理事業者から記された誓約書におきまして、従業員の勤怠管理におけるクラウド型システムの導入により、実態把握と管理体制の構築を図る旨の記載がありました。
更に改善策として、組織のガバナンス強化、社員教育の徹底、マニュアルの再整備を強化する事についての記載がございました。

以上の理由から、本議案には賛成と致します。

議案第130号吹田市教育委員会教育長の選任

先日の代表質問におきまして、特別職の選任方法に関し、公募の採用が望ましいとの観点から、指摘及び質疑を行わせていただきました。

特別職の公募は、選任方法の公正性と透明性を高め、さらには幅広い人材プールからの有能な人材を確保する上で、非常に重要な役割を果たします。
これにより、市民の皆様の深い理解と信頼を獲得することが可能となります。
内外部から幅広く募集することにより、求められる能力と資質を兼ね備えた、最適な人材が公正に選出されることを期待できるとし、かねてより議会において指摘してまいりましたが、これまでと同様の選任方法を採用されております当議案に対して、反対とさせて頂きます。

一点強調しておきますが、現在提案されている特定の人物の資質の評価、是非に対する判断ではありません。

また、次回の副市長選任について、公募を通じた公正で透明な人選を行うことを強く求めます。

この投稿について、「頑張ってるね!」と思っている人が多いみたいですね。参考にします!(^^)
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