本日、吹田市の西奥町自治会館で開催された「イライラしない子育て講座」に参加しました。この講座は、私の知人の関係者が講師を務めるもので、「すべての親が笑顔でいられる社会を目指して」という壮大なテーマのもと、愛情を持って子育てしているにも関わらず、時として怒りを感じてしまうその瞬間に焦点を当てていました。
私たちが生きる現代社会は、目まぐるしく変化し続けています。その中で子育てをするということは、複雑化する環境の中での挑戦です。孤立や児童虐待の問題が深刻化する中、より良い子育てを実現するためには、確かな理論に基づく子育て法を学ぶ必要性が高まっています。
この講座で紹介された「Communicative Parenting Approach（コミュニカティブ・ペアレンティング・アプローチ、通称：CPA）」は、まさにその答えの一つと言えるでしょう。CPAは、子育て中の親だけでなく、子育て支援者にとっても実用的かつ有効性のある方法です。
CPAの核心は、親子間のコミュニケーションを改善することにあります。しつけとは、親が家庭で行うコミュニケーションによるトレーニングなのです。親子間のコミュニケーションの歯車がうまく噛み合わないことが、多くのイライラの原因になっていることもあります。CPAでは、この歯車をうまく噛み合わせるコツを学び、コミュニカティブな子育てを目指します。
私の子どもが次の4月から小学校3年生になるにあたり、この講座は特に参考になりました。子どもの成長は喜ばしいことですが、同時に親としての挑戦も大きくなります。子どもが成長するにつれて、その思考や行動、感情の表現が複雑になっていくからです。
松下幸之助は「人間の価値は、その人がどれだけ他人のために生きるかによって決まる」と言いました。この言葉を子育てに当てはめるならば、私たち親が子どものためにどれだけ深く理解し、支えるかが、子どもの成長にとって何よりも重要なのかもしれません。
そして、この講座を通じて感じたことは、イライラする自分を責めるのではなく、その原因を理解し、改善する努力をすることの大切さです。子どもとのコミュニケーションは、しばしば試行錯誤の連続です。しかし、その中で親子が互いに理解を深め、絆を強くしていくことができるのです。
最後に、講座の中で紹介された多くの事例や理論、実践方法は、明日からの子育てに生かすべき貴重な学びでした。子どもたちの未来を応援し、全市民が豊かに暮らせるように取り組む私たちにとって、コミュニケーションはその鍵を握るものです。私たちは、愛情を持って、しかし時には厳しさも伴う子育てを通じて、子どもたちを社会で生きる力強い人間に育て上げる責任があります。
この講座に参加して、私は新たな子育ての方法を学ぶだけでなく、親としての自己成長の機会も得ることができました。これからも、子どもと共に学び、成長していくために、今日学んだことを忘れずにいたいと思います。
