大阪府所管の都市計画道路「十三高槻線」と「豊中岸部線」の視察へ行ってまいりました。
A-B…十三高槻線と府道大阪中央環状線の平面交差の計画
C-D…豊中岸部線の計画
C-E…十三高槻線 正雀2期工区
A-B…十三高槻線と府道大阪中央環状線の平面交差
A:正雀側
B:茨木方面側
現在AとBのたがいのアクセスは非常に難しく、かなり迂回しなければいけなくなっております。
これを力技でオーバーで中央環状・近畿道・モノレールの上を通るようにすると、100億円超の予算が必要となりとてつもない事業になるとの事。
そこで、平面で通す方も模索したところ可能性を見いだせたという事で、計画がスタートしたそうです。
平面であれば予算は1億ほどなのかなというところだそうです。
ただし、中央環状の流れを止めることになる(信号設置などで)ので、そのあたりの交通の流れのシミュレーションは大事になってきます。(もちろんされていると思いますが。)
その場合、交差点の広さをあまりとれない為、ABともに右折レーンを設置することが難しく、そういったところも課題となりそうです。
AからB方面に向けて撮りました
Bの中央環状から南方面に向けて撮りました
Bから茨木方面に向かって撮りました
Aから正雀方面に向かって撮りました
C-D…豊中岸部線
C ⇔ D
正雀駅近くの踏切のある線路をアンダーパスで渡すという計画です。
もともとオーバーで上を越える計画もあったそうですが、予算的なところを考えての事なのだそうです。
Cは交差点になる予定で、十三高槻線と連絡することになります。
10年計画という事で、この計画が走り出したら10年かけて完成させる事になります。
交差点になる予定の場所から茨木方面に向けて撮りました
アンダーパスは、寿町の阪急吹田駅の線路をくぐる仕様と同じで検討されており、車道とは別に歩道・自転車専用のパスが計画されているとの事です。
C-E…十三高槻線 正雀2期工区
C-Eはすでに工事がスタートしており、令和5年だったかな?完成予定で進んでおります。
現在の仮設歩道橋も新しくなるそうで、現在グラグラとほんの少し揺れますが、しっかりと綺麗なものに作り替えるそうです。
立て替えする間は、もう片方の歩道を利用してもらわなくてはいけませんので、ご迷惑をおかけすることになりますがご了承願います。
説明中…
こんな感じになるとの事
下記の通り、現在工事は着々と進んでおります。
正雀の線路をまたぐ道路や歩道ができることによって、既存の踏切をどうするかはまだ決まっていないそうです。
阪急さんとしては事故の確率の軽減という観点からは、踏切をなくして閉じたいでしょうけど、近隣の住民の意見もできる限り反映してあげてほしいなとは思います。
今回は摂津市と茨木市そして吹田市の府議会議員と市議会議員で合同の説明会・視察となりました。
機会を与えてくださった杉江府議に感謝です。
そして、ご丁寧に説明くださった職員の皆様、誠にありがとうございました。