吹田市内のすべての小学校で卒業式が無事に執り行われました。
先日、私も地元の小学校の卒業式に出席し、学び舎を巣立つ子どもたちの晴れやかな姿を見守る機会がありました。
そこで特に目に留まったのは、卒業生の中に袴を選んだ子どもたちが増えていることです。
これは、時代の変化を象徴する現象の一つでしょう。
ちなみに、私の子どもの時には見たことがありませんでした。
卒業式で袴を着用することについては、賛否の両論が存在します。
袴は日本の伝統的な衣装であり、特別な日に相応しい装いとして多くの人々に受け入れられています。
しかし、吹田市の一部の学校では「袴の着用を禁止」という指導を行っており、この点については吹田市内での統一見解がないことも事実です。
袴着用の禁止に至る学校側の理由を考えると、準備にかかる時間の長さ、着崩れの際の対応困難、動きにくさや体調の悪化リスク、教育的効果への疑問、そして経済的負担の問題など、多岐にわたります。
これらの点は、学校側が卒業式を円滑に、また全ての生徒が平等にしたうえで執り行えるように配慮した結果と言えるのかもしれません。
一方で、袴を着用したいと望む保護者や子どもたちの気持ちも理解できます。
特別な日には特別な装いをという願いは、子どもたちの成長と自己表現の機会を大切にする視点からも重要です。
見た目も煌びやかで、個性を表現することができます。
袴が日本の美しい伝統文化の一つであることを考えれば、これを契機に子どもたちが自国の文化に興味を持ち、尊重する心を育むこともできるでしょう。
この問題に対する解決策の一つとして、私は吹田市内の小学校や関係者とのコミュニケーションも必要かと思いますし、教育委員会がしっかりとリードして、学校間の差を生むことなく、すべての子どもたちが卒業の喜びを平等に分かち合える環境を整えていくことが望ましいでしょう。
私個人的には、市内の学校で差が生じていることに違和感があり、また、禁止している学校で先生が袴姿で出席されている事には、さらに配慮が欠けているのではないかと心配なところもあります。
来年は、どうなるのかな?(^^”)