春というにはかなり肌寒い日となりましたが、吹田市立第三中学校の第76回卒業証書授与式に出席してきました。
この式典は、新たな人生の扉を開く若者たちの門出を祝うものであり、彼らのこれまでの歩みとこれからの旅立ちを称える場でした。
本日、卒業するのは女子33名、男子41名。この学校から巣立っていった総数が今日で19,254人にも上るそうです。
卒業式というのは、学び舎での日々を振り返り、未来への希望を語り合う場でもあります。
在校生の言葉には、卒業生への敬意と感謝、そして少しの別れの寂しさが込められていました。
彼らの言葉からは、共に過ごした時間の大切さ、友情の深さが伝わってきます。
一方、卒業生からの言葉には、これまでの感謝と、新しい世界への期待が溢れていました。
彼らは、これからの人生で直面するであろう挑戦に対しても、希望と勇気を持って前進していくことを誓っていました。
卒業式の場に立ち、これらの言葉を聞いていると、私自身が過去に送った言葉や、人生の節目節目で感じた想いが蘇ってきます。
人生とは、終わりと始まりが織り交ざる旅であり、今日のこの式典もまた、その一コマに過ぎないのです。
かつてレオナルド・ダ・ヴィンチは「学びたいという強い意志があれば、教えてくれる人は必ず現れる」と言いました。
今日卒業する皆さんは、新しい世界で学び続け、成長し続けるでしょう。
そして、その学びの旅は決して一人でのものではありません。今までと同様、師となる人、助けてくれる人、共に歩む友が現れることでしょう。
卒業生の皆さんがこれから歩む道は、平坦なものではないかもしれません。
しかし、困難を乗り越えることで、皆さんの人生はより豊かなものとなるでしょう。そして、未来が明るいものであることを心から願っています。
私たち大人も、皆さんが安心して夢を追いかけられるような社会を作る責任があると思います。
卒業式の今日、皆さんが感じたこと、学んだこと、そしてこれから向かおうとする未来について、一つひとつが皆さんの宝物となりますように。
そして、いつか、皆さんがこの日を振り返ったとき、それが皆さんの力となり、勇気となりますように。
この地での新たな始まりに際して、皆さんに幸多かれと願います。
そして、吹田市の未来も、皆さんのような若者たちによって、より明るく、豊かなものとなることを信じています。