生成AIが教育現場に持ち込む可能性は、想像以上に創造的でした。

記事の説明
東京都葛飾区にある東四つ木小学校では、生成AIを活用した画期的な取り組みが行われました。2025年に開校する新しい学校の校舎デザインにあたり、現在の6年生がワークショップを通じて、自分たちの理想とする空間のイメージを生成AIで作成。そのビジュアルをもとに、実際の設計にも反映されるという、極めてユニークで教育的な試みです。
このワークショップでは、12の班に分かれた児童たちが、自分たちで考えたキーワードを生成AIに入力し、AIが出力したイメージ画像を元に意見を出し合いながら修正を加え、理想のオープンスペースを描いていきました。投票によって人気の高いデザインも選出され、子どもたちの主体的な関わりが評価されています。
設計事務所の企画により実施された本取り組みは、「子どもたちの“これがしたい”という思いを、AIの力で可視化し、より活発なコミュニケーションを促す」と高く評価されており、2029年に完成予定の新校舎に可能な限り取り入れられる予定です。まさに、教育とテクノロジーが融合した好例といえるでしょう。
高村の考え
生成AIが爆速で進化を遂げる現代において、この取り組みは非常に意義深いと感じます。
何よりも注目すべきは、「子どもたちが自らの意志をデザインに反映できる」という点です。
従来の教育施設の設計は、どうしても大人たち、特に設計者や行政の都合が優先されがちでした。
しかし今回は、実際にその場を使う子どもたちが、イメージを具現化する過程に加わることで、空間への愛着や責任感が生まれ、教育環境としての質が格段に高まると考えられます。
また、生成AIというテクノロジーの活用も極めてスマートですね。
AIは単なる作業の自動化ツールではなく、今回のように「感性」と「意図」を視覚化し、議論の出発点を与えるツールとしても機能します。
このような教育への応用は、単にICT教育という枠組みに留まらず、創造性を育む新しい教育モデルの一つになるではないかと思います。
この葛飾区の取り組みは、吹田市でも十分に参考になるものであり、今後の校舎改築や公園整備など、市民参加型のデザイン手法として導入を検討したらいいのではと感じました。
現場のニーズを的確に汲み取り、さらにその声を可視化し共有するというプロセスは、行政の改革にも通じるものがあります。生成AIをうまく使えば、意見の対立を調整し、共通のゴールへ導く一助にもなるのではないでしょうか。