大阪維新の会北摂ブロックの議員団として、大阪府本部に対して要望書を提出いたしました。今回の要望は、大阪府青少年育成条例第十五条の規定に基づき、図書類取扱業者、特にコンビニエンスストアにおける成人雑誌の配架に関する内容です。
現状、コンビニでは成人向け雑誌が一般の雑誌と同様に並べられ、子どもや青少年、そして海外からの観光客の目にも触れる状況があります。大阪・関西万博を控え、国際的な注目が集まる中、この現状は「日本の文化」として誤解を生む可能性があり、適切な対応が求められています。
過去には、大阪府の委託を受けた青少年指導員によるパトロールにより、コンビニ各店舗に対して成人雑誌の配架自粛が呼びかけられていました。しかし2019年、東京オリンピックを前に大手コンビニが成人雑誌の販売を中止したことを受け、この取り組みは終了しました。その後、出版業界では、成人雑誌と判別されないようなデザインを施した雑誌が流通し、再び子どもたちの目に触れるリスクが高まっています。
こうした背景を踏まえ、我々が要望した内容は次の3点です:
- 府内コンビニにおける成人雑誌の配架状況の調査
- 万博開催に向けたガイドラインの策定
- コンビニ各社への適切な配慮の呼びかけ
本要望は北摂地域にとどまる話ではなく、大阪府全体として取り組むべき課題です。子どもたちの健全な成長を支える環境を整えることは、私たち大人の責任であり、また国際社会における都市・大阪の品格を問われる部分でもあります。
現場の視点、子育て世代の声、そして国際的な視野を織り交ぜながら、実効性ある施策が実現されるよう、今後も働きかけてまいります。
以下、要望書の内容です。
令和7年4月8日
大阪維新の会代表 吉村 洋文 様
大阪維新の会 北摂ブロック議員団
大阪府におけるコンビニエンスストアでの成人雑誌配架に関する要望書
要望の趣旨
大阪・関西万博の開幕を迎え、新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、海外からの旅行者も増加し、大阪の街がますます活気を帯びています。そのような中で、府内のコンビニエンスストア(以下「コンビニ」)において、成人向け雑誌(以下「成人雑誌」)が子どもや一般の来店者の目に触れる形で配架されている状況が散見されます。
かつては、青少年指導員が大阪府の委託を受け、コンビニ各店舗に対し成人雑誌の配架自粛を求めるパトロールを実施していました。しかし、2019年の東京オリンピックを控え、コンビニ大手各社が成人雑誌の販売を中止したことを受け、大阪府の委託事業も終了し、現在ではパトロールが行われていない状況です。
また、出版事業者においても、成人雑誌とみなされないような編集やデザインの工夫を施し、コンビニでの販売を継続している現状が確認されており、依然として子どもや青少年の健全育成の観点から問題があると考えられます。さらに、海外からの旅行者にとっても、コンビニにおける成人雑誌の配架は、日本の文化・社会において奇異に映るとの指摘もあります。
以上の状況を踏まえ、以下の事項について要望いたします。
要望事項
- 府内のコンビニにおける成人雑誌の配架状況について調査を実施すること。
- 大阪・関西万博の開催の折、青少年の健全育成及び国際的な観点から、成人雑誌の配架に関するガイドラインを策定し、適切な対応を促すこと。
- コンビニ各社に対し、大阪府として成人雑誌の配架に関する適切な配慮を求めるよう働きかけること。
本要望が、大阪府における青少年の健全な育成環境の整備および大阪・関西万博の開催にふさわしい都市環境の形成に資することを期待し、貴職のご尽力を賜りますようお願い申し上げます。