予算委員会の総括質疑でのやり取り、そして議会最終日の討論時の意見の中で、ある議員から「保育ニーズの解消」という言葉が何度か使われていました。この表現に、少しだけ違和感を覚えました。
内容は、JR吹田駅南立体駐車場御跡地に、この地域の待機児童の解消のために保育園を設置するという議案(予算)です。

普通に聞き流してしまいそうになりますが、よく考えるとこの「保育ニーズの解消」という言葉の意味はちょっと違う気がしました。
これまで保育行政の明確な目標は「待機児童の解消」でした。
入所を希望しているにもかかわらず保育所に入れない子どもをゼロにするという、定義も測定も可能な具体的な目標です。
一方で「保育ニーズ」は、通いやすさや保育時間、延長保育、さらには保護者の働き方に応じた柔軟な対応まで含む広い概念です。
つまり「量」だけでなく「質」や「多様性」まで含んでいます。
そのため、「保育ニーズへの対応」という表現であれば理解できまが、「保育ニーズの解消」となると話は別です。ニーズは人によって異なり、時代とともに変化し続けるものです。
それを「解消する」と言い切るには無理がある気がします。いや、私の解釈が間違っていたら逆に誰かご指摘願いますm(_ _)m
「解消」という言葉は、本来、達成基準が明確な対象に使うべきものです。
定義できる「待機児童」には適していますが、広がり続ける「ニーズ」に用いると、多分達成基準は無いのかもしれないなと…。
「待機児童の解消」は明確な行政目標として追い続けるべきです。その上で、「保育ニーズへの対応」をどう充実させるかを議論する。
この二つは分けて考える必要があります。
言葉が変われば、政策の焦点も変わると思うのです。
ちょっと細かくてすみません💦