本日、令和8年3月24日の吹田市議会にて、小さなことですが奇妙な光景を目にしました 。
議題となったのは、市会議案第2号「非核三原則の堅持を求める意見書」です 。
この議案は共産党さんから提出されたものですが、採決の結果、自民党さんの議員も3人が賛成に回り、その影響(人数)で賛成多数となり可決されました。
これには少し驚きました💦
「核兵器を持たず、つくらず、持ち込ませず」
この非核三原則自体は、かつて自民党さんが表明した「国是」です。
ですから、もちろん理念に賛成すること自体は、論理的に否定されるものではありません。
しかし、現在は国政において、高市首相率いる自民党本部が「安全保障関連3文書」の改定議論を進め、報道レベルでも三原則の見直しの可能性が取り沙汰されており、このタイミングで、地方議会において共産党の主張に「丸乗り」する姿には、どうしても拭い去れない違和感を覚えます。
あと、驚いたのは、自民党会派の足並みですね。
今回、会派内で3人が賛成し、2人が反対するというバラバラ具合…。
賛成の三人の論理としては、まぁ国是なんだから賛成して当然という建前でしょうか、ちょっとわかりかねます。
反対のお二人は反共産党や、高市総理のご意向に沿った感じかな。
私にはわかりませんが…💦
いずれにせよ、これだけ重要な安全保障に関わるテーマで、同じ会派内しかも自民党さんで結論が割れてしまう。
これでは市民に対して「自民党として、平和をどう守るのか」という明確なメッセージが伝わらないのかもしれませんね。というか「大阪の自民党はどうなってんの?」という疑問が生じるでしょう。
とにかく「自民党さん、大丈夫?」と言いたくなるような一幕でした。
ということで、長くなりましたが、決議の全文を以下に掲載します。
あ!大阪維新の会としましては、政権与党として国政の自民党さんの動きもある事から、この意見書には反対の立場をとっております。
非核三原則の堅持を求める意見書
非核三原則は、1967年(昭和42年)に当時の佐藤栄作首相が国会で表明し、1971年(昭和46年)に衆議院においてこの原則の遵守に言及した決議が可決されて以来、核兵器を「持たず、つくらず、持ち込ませず」という原則を国是とする国会決議を積み重ね、歴代内閣もこれを堅持している。
しかしながら、昨年から安全保障関連3文書の改定に向けた議論が与党内で進められており、これに伴う、非核三原則の見直しの可能性が報道されている。
こうした状況を踏まえ、核兵器の残虐性を体験した被爆者で構成される日本原水爆被害者団体協議会は、非核三原則の堅持等を求める抗議声明を国に提出している。
唯一の戦争被爆国である我が国は、核兵器のない平和な世界の実現を願う被爆者の思いをしっかりと受け止め、被爆の実相を後代に伝えつつ、81年前の広島と長崎にもたらされた惨禍を二度と繰り返さないよう、「核兵器のない世界」の実現に向けて着実に努力を積み重ねていかなければならない。
よって、本市議会は政府及び国会に対し、非核三原則を堅持するよう強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。