吹田市の中央部で進行している 「佐井寺西土地区画整理事業」。
本日は、吹田市と阪急さんから当事業の工事における説明会がありましたので、建設環境常任委員会の委員長でもありますので、出席してまいりました。
当事業についいては、YouTubeで解説動画でアップしているので概要ぐらいはつかめるのかもしれません。
今回もAI高村が一生懸命片言でしゃべってますので、鼻で笑いながら見てやってください。笑
■ 1. 事業の名称と目的
北部大阪都市計画事業 佐井寺西土地区画整理事業
施行者は 吹田市 で、土地区画整理法に基づいて進められています。
南千里駅と千里山駅のちょうど中間のエリアで、周辺はすでに住宅地として発展しています。
しかし、この中央部だけは、大規模グラウンド(旧:大阪学院大学グラウンド)などが残り、市街化が遅れた「取り残されたエリア」になっていました。
● なぜ土地区画整理をするのか?(目的)
大きく3つの理由があります。
・豊中岸部線(幅22m)
・佐井寺片山高浜線(幅18m)
この2本の主要道路が途切れたままで、交通ネットワークが不完全でした。
道路・公園・宅地を“面で一体的に整える”ことで、住みやすい街をつくります。
傾斜地で道路だけ先に作ると、宅地との高低差が大きくなり生活しにくくなってしまいます。
土地区画整理なら道路・宅地を同時に整備するため、安全で秩序ある街づくりが可能になります。
■ 2. 事業の規模と計画内容
● 総事業費
約 295.8 億円
内訳は、
・補助金:232.14億円
・市の単独費:63.69億円
道路整備・造成・公園整備など、街全体を整えるための費用です。
● 土地利用計画(減歩の仕組み)
土地区画整理では、公共施設整備のために、
地権者の土地から一定割合を提供いただく「減歩」が必要です。
- 施行面積:20.3ha
- 公共減歩率:26.87%
- 公共用地:7.48% → 32.35% に増加
- 宅地:81.57% → 67.65% に調整
道路・公園・水路などの公共用地をしっかり確保するための再配置が行われます。
● 計画人口
現在の約 770人 → 約2,200人 に増加予定。
今後の発展が期待される地域です。
■ 3. 主な公共施設の整備内容
この事業では、街の基盤となるインフラが総合的に整備されます。
● ① 幹線道路の整備(2本)
- 豊中岸部線(幅22m)
- 佐井寺片山高浜線(幅18m)
地域の東西・南北をつなぐ、重要な交通軸となります。
また、災害時に強いまちづくりのため、電線の地中化も検討されています。
● ② 区画道路(2,157m)
幅4〜7.4mの生活道路を配置し、宅地へのアクセス性を向上。
● ③ 公園・緑地(8,890㎡)
街区公園や緑地を計8ヵ所整備予定。
里山環境を再現しながら、子どもから高齢者まで安心して使える空間を作ります。
● ④ 地下調整池の整備
豪雨時に雨が一気に流れ出ることを防ぐため、
地下に大規模な雨水調整池を整備します。
● ⑤ 建物移転(40棟)
安全に工事を行うため、建物移転や電柱移設なども実施されます。
■ 4. 事業スケジュール
- 都市計画決定:令和元年7月
- 事業計画決定:令和3年3月
- 工事着手:令和5年3月
- 工事完成予定:令和13年3月(2031年)
- 換地処分:令和13年3月
- 事業期間:令和18年まで(清算期間含む)
現在は工事が進行中で、今後も段階的に完成していきます。
■ 5. 環境への配慮(環境影響評価)
大規模な造成工事を行うため、
吹田市の条例に基づいて環境評価が実施されています。
● 緑地・生態系への配慮
現況の緑被率:36.6%
将来予測:14.2%
一見減少に見えますが、次の工夫が盛り込まれています。
- 公園や緑地を新設
- 隣接する緑地と連続性を持たせる配置
- 絶滅危惧種の保全(必要に応じて移植)
- 私有地の緑化誘導で28%以上の緑被率を確保
● 雨水対策
- 地下調整池
- 植樹帯
- 雨庭(グリーンインフラ)
これにより、豪雨での浸水リスクを減らします。
● 避難場所について
大阪学院大学グラウンドは、売却後に避難場所ではなくなります。
代わりの避難場所として、
佐井寺小学校・公民館などへのアクセスを道路整備で確保します。
■ 【まとめ】
佐井寺西土地区画整理事業は、
未整備だった土地を再配置し、
道路・公園・公的インフラを整えながら、
安全で便利で、多世代が暮らしやすい街へ再生するプロジェクトです。
まちづくりは、
“古いパズルを一度解体し、
必要なピースを組み込みながら再構築する作業”にも似ています。
2031年の完成に向けて、
引き続き丁寧な情報提供を続けてまいります。