浜屋敷の「きりえ展」を後にして、そのままの足でメイシアターへ。
「吹田市生きがい書道文化会」主催の『生きがい書道文化展』が開催されており、観覧させていただきました。
会場に入ると、ほのかな墨の香り、筆の勢い、呼吸、そして心の静けさが伝わってくる作品がずらりと並んでいました。
書というのは、単なる文字ではなく“心を映す鏡”のようなもの。
同じ文字でも書き手によって印象がまったく違い、その人の人生観や精神の成熟がにじみ出るものだと改めて感じました。
どの作品にも、日々の積み重ねと真摯な姿勢が表れており、「生きがい書道文化会」という名の通り、まさに“生きがい”そのものが筆先に宿っているようでした。
そして、この展示会のもう一つの見どころが、メイシアター前に掲示される手書きの看板。
これが本当に見事なんです!
力強く、それでいて優雅な筆致で書かれた文字が、通りを歩く人々の目を惹きつけます。
「さすが書道展」ですわ。
毎年この看板を見るのも、私のちょっとした楽しみのひとつです。


