築47年の消防詰所が新しく!千一分団詰所の建て替え計画
吹田市では、消防団の活動拠点である「千一分団詰所」の建て替え工事を予定しています。この計画は、2025年度(令和7年度)の一般会計予算案として提案されており、現在の施設の老朽化と防災拠点としての機能向上を目的としています。議会で可決されれば、消防団員の活動環境がより安全で快適なものになることが期待されます。
1. なぜ建て替えが必要なのか?
千一分団詰所は、築後47年が経過しており、新耐震基準以前の建物であるため、耐震性に課題があります。また、敷地内には消防団員が自転車を置くための駐輪スペースがなく、活動の利便性にも影響を及ぼしています。こうした問題を解決するため、市は現地建替えを決定しました。
2. 予算と財源
今回の建設工事に関する予算額は以下のとおりです。
(1) 歳出予算:総額 4,112万8,000円
- 工事請負費 :3,695万4,000円(詰所解体工事費)
- 委託料 :417万4,000円(解体工事監理委託料)
(2) 歳入予算(特定財源)
- 消防防災施設設備整備事業債 :1億1,960万円(市債として充当)
(3) 債務負担行為
- 千一分団詰所建設工事 :令和7年度~令和8年度 限度額9,227万円
- 千一分団詰所建設工事監理委託料 :令和7年度~令和8年度 限度額1,296万8,000円
これらの費用を賄うため、市債(消防防災施設設備整備事業債)が活用される予定です。
3. 今後のスケジュール
今後の予定としては、2025年度(令和7年度)から2026年度(令和8年度)にかけて建設工事が進められます。建て替えが完了すれば、消防団員の活動拠点として、より安全で快適な環境が提供されることになります。
4. 千一分団詰所の役割とは?
消防団は、地域の防災・減災活動の重要な担い手であり、特に地元の住民がボランティアとして参加することが特徴です。千一分団詰所は、消防団員の待機場所や装備の保管場所としての役割を担い、災害発生時には迅速に対応できるよう機能しています。新たな詰所が完成すれば、地域の防災力がさらに向上することでしょう。
まとめ
今回の「千一分団詰所建設工事」は、老朽化した施設の耐震性向上と消防団員の活動環境改善を目的としたものです。もし議会で可決されれば、より安全で利便性の高い防災拠点として生まれ変わることになります。今後の審議の行方にも注目していきたいですね!