西奥町だんじり お囃子練習がスタート

今日から、西奥町の子どもたちによるお囃子の練習がスタートしました。

去年の初日の様子と比べると、今年は初日から驚くほどリズムよく太鼓の音が響いていて、全体的にしっかりとした演奏に仕上がっていました。やっぱり、子どもたちの成長は本当に頼もしいですね。柔軟な感性と吸収力の高さには、毎年感動させられます。

最終日にはどれほど上達しているのか、今からとても楽しみです(^^)

さて、今年も吹田を代表する伝統行事「だんじり祭り」が近づいてきました。

江戸時代から続く吹田の誇り「だんじり祭り」

7月27日(日)、JR吹田駅周辺を舞台に、色とりどりのだんじりが華やかに巡行します。200年以上の歴史を誇るこの祭りは、地域文化と深く結びつき、吹田市民の誇りとなっています。

子どもたちのお囃子の音が響き渡るなか、豪華な彫刻が施された地車が町を進む様は、まさに歴史と情熱の融合。毎年、多くの観覧者を魅了し続けるこの祭りは、吹田の夏の風物詩です。

開催概要

  • 日時:令和7年7月27日(日)17:30 – 19:30
  • 場所:JR吹田駅周辺
  • 参加地車:西奥町、都呂須、六地蔵、神境町、浜の堂、川面(予定)

各町の地車とその魅力

吹田市には、江戸時代に製作された7台の地車が現存しています。それぞれの地車には、熟練の大工や彫師たちの技術が込められ、今もなお地域の宝として大切にされています。

  • 西奥町:天保年間製作。牡丹に唐獅子、鶴亀など縁起の良い彫刻が魅力。
  • 神境町:天保13年製作。宇治川の先陣争いなど斬新な題材が彫られています。
  • 浜の堂:天保年間製作。富士の巻狩を題材にした独特な意匠。
  • 川面町:嘉永7年製作。獅子面と竜の彫り物が迫力満点。
  • 都呂須:天保6年製作。多彩な動物の彫刻が施された2番目に古い地車。
  • 六地蔵:天保10年製作。三国志を題材にした人物像が特徴。

これらの地車は平成10年に吹田市指定有形民俗文化財に登録され、今も実際に曳行されている点で極めて貴重です。

伝統を守りながら、次の世代へと確実に引き継がれていく文化。そこに関わるすべての人たちの努力と誇りが、祭りという形で表れます。ぜひ、当日は足を運んで、吹田の歴史と魂を体感してみてください。

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