参議院議員選挙が終わりましたが、小さなことですが一つ気になっていたこと。
この時期になると、街なかに設置される「公営掲示板」が目に入りますが、今回の設置状況について、ひとつ気になることがありました。
掲示板の場所については、「ここに本当に必要か？」と首をかしげたくなるような場所も毎回見受けられるのですが、今回はそれに加えて、設置そのものに課題がある箇所がありました。
ポスター貼りを手伝ってくださっている方から、「一部の掲示板が高すぎてポスターが貼りにくかった。近所の人が脚立を貸してくれた。」との報告がありました。
実際にその掲示板を見に行くと……なるほど、確かに貼れませんわ。
私の身長は177cmありますが、手を目一杯伸ばしても上段に届きませんでした。
これでは貼るのも一苦労ですし、見る側にとっても非常に見づらい。
設置された掲示板の脚部を見ると、どうやら事前に組み立てたものを現地にそのまま運んできて、そのまま据えたように見えました。
もしその場で柔軟に対応できていれば、脚を不要にして掲示板全体を少し下げることで、より見やすく使いやすいものにできたのではないかと感じます。
今回の吹田市では、掲示板の設置タイミングも他市と比べて遅く、加えてこのような不適切な高さの掲示板も見受けられました。
非常に残念です…。
おそらく設置業者さんとしては「設置すれば完了」という認識だったのかもしれませんが、選挙管理委員会事務局として、現場の使い勝手や住民の視点をもう少し丁寧に配慮すべきだったのではないかと感じています。
このような事案が次回以降の選挙で改善されるように、この件について、吹田市選挙管理委員会事務局へ報告しておきます。
そもそも選挙のたびに掲示板を設置するナンセンスなルールは国の方で改正すべきですけどね。
選挙は、候補者や政党だけでなく、市民一人ひとりが「参加する」プロセスです。
だからこそ、こうした基本的な部分こそ丁寧に整えることが大切だと考えています。
