熱中症で搬送される人が増えているという事実は深刻で、今年のように気温が異常に高い年は、高齢者が多く影響を受けている現状は憂慮すべきことですし、幼児も自分では気づくことも出来ないので、周りの大人が気を付けなくてはなりません。
記事の説明
2024年の4月末から9月1日までに全国で8万5475人が熱中症で病院に搬送され、これは過去2番目に高い水準となりました。 今年の6月から8月の日本の平均気温が過去最高となった影響で、昨年の同時期よりも搬送者数が2700人ほど多くなっています。 総務省消防庁は、今後も暑さが続くことから、引き続き熱中症対策を求めています。
年齢別に見ると、65歳以上の高齢者が搬送者の半数を超え、4万9,575人で最も多く、特に注意が必要です。
次いで65歳未満の成人が2万7813人、18歳未満7歳以上が7550人、そして7歳未満の子どもが537人搬送されています。 地域別では、東京都が7,366人で最も多く、次いで大阪府が6,196人、愛知県、埼玉県が多い地域となっています。
消防庁は、10月にかけても熱中症のリスクが続くと警告し、こまめな水分補給や適切な対策の徹底を呼びかけています。
高村の考え
高齢者は、自分で水分を補給するタイミングや体調の変化に気付きにくい場合が多いため、周囲の人々が気を配り、積極的に声をかけることが必要です。
また、幼児に関しても、遊びに夢中になって自分で体調の変化に気付かないことが多いので、保護者や保育者が環境を整え、水分補給や休憩を促す責任があります。
特に気温の高い地域でのリスクは高く、都市部に住む人々に対しては地域全体での対策が重要です。
これからも続く可能性がある気温上昇に備え、社会全体で危機意識を高め、日常的にできる予防策を広めていくことが求められます。