猛暑で熱中症の危険ばかりに気がとられてしまいますが、外に出れず運動量が低下する事による、健康被害にも注意が必要です。
外に出れないけど運動量の低下に気を付ける事というのは、一見八方塞がりな状態に思いがちですが、人知の進歩というかテクノロジーで切り開く術を既に試みている企業がある事に頭が下がります。
まずは記事をわかりやすく説明
今年の夏も災害級の猛暑が見込まれ、日中の外出が減少することでフレイルのリスクが高まると指摘されています。 フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間に位置するもので、心身の活力が低下した状態です。
専門家によると、フレイルの特徴には、手の振りが少ない、足が上がらずすり足になっている、体の左右のふらつきが大きい、歩幅が狭い、歩行速度が遅いなどがあります。 フレイルの診断基準としては、急な体重減少や筋力低下、疲労感、歩行速度の低下、運動習慣の欠如の5項目のうち3つ以上が当てはまるとされています。
日本の高齢者の8.7%がフレイルに該当し、その手前のプレフレイルも含めると約半数に達します。 また、フレイルは高齢者だけでなく、若い人にもリスクがあると指摘されています。
今年の猛暑で外出が減ると活動量が低下し、食欲も減退し、筋力低下と活力低下の悪循環に陥る可能性があるとのことです。
その対策として、AIを活用した新しい試みが始まっています。
中部電力が開発したシステムでは、電気の使い方を分析してフレイルを検知し、自治体に知らせるサービスを提供しています。 このサービスは、昨年度は3自治体で導入され、今年度はさらに10自治体で導入予定です。
フレイルを予防するためには、運動習慣が重要であり、専門家は効果的なトレーニング方法を提案しています。 例えば、椅子に座ったままできる股関節やひざの筋肉のトレーニングが紹介されています。
人生100年時代において、元気に歩き続けるためには、フレイル予防が重要です。
高村の考え
猛暑が続く中で、フレイルのリスクが高まることは深刻な問題です。
特に高齢者にとって、外出が減少し活動量が低下することで心身の活力が失われるリスクは見逃せません。
しかし、この記事が示すように、フレイルの問題は高齢者だけでなく若い世代にも広がりつつあるようですね。
中部電力が開発したAIシステムによるフレイル検知の試みは、技術を活用した新しいアプローチであり、非常に興味深いです。
電気の使用パターンから活動量を把握し、フレイルのリスクを早期に検知することで、自治体が迅速に対応できるようになる点は、もともとありそうでなかった画期的な仕組みではないかと思います。
また、専門家が提案する運動習慣の重要性についても共感するところがあります。
特に、日常生活の中で手軽に取り入れられるトレーニング方法が紹介されている点は、多くの人にとって実践しやすいのではと思います。
椅子に座ったままできる運動など、無理なく続けられる方法が普及すれば、フレイル予防に大いに役立つでしょう。
フレイルの問題は、今後の高齢社会においてますます重要になると考えます。
技術の進歩と日常的な運動習慣の両方を取り入れ、社会全体で健康を守る取り組みが必要です。
吹田市においても、このような先進的なアプローチを研究して、市民の健康を支える取り組みを推進していければと思います。