まずは記事をわかりやすく説明
今年の夏も、日本列島は猛暑に見舞われると予想されています。
気象庁の最新の3カ月予報によると、6月から8月の平均気温は全国的に高く、特に8月は災害級の暑さになる可能性が高いです。
これは、太平洋の熱帯域で西に吹く貿易風が強まり、南米ペルー沖の海水温が平年よりも低くなるラニーニャ現象の影響です。
この現象により、日本付近の高気圧が北へ張り出しやすくなり、高温がもたらされます。
直近10年の夏は平均気温が平年より高く、昨年は東京で30度以上の真夏日が57日連続で観測されるなど、暑さが長期化しています。
日本気象協会は、熱中症予防として早めのエアコンの点検や体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」を呼びかけています。 エアコンは夏本番前に試運転をして不調を確認することが重要です。
また、軽い運動や入浴などで意識的に汗をかくことで、体が暑さに適応するようになります。
昨年5月から9月にかけて、総務省消防庁によると熱中症で搬送された人は9万1467人に達し、これは2008年の調査開始以降2番目に多い数字です。 熱中症による死亡者数も18年以降、毎年1000人を超えています。 今年は、こまめな水分補給や日傘の利用など、特に入念な対策が求められます。
高村の考え
今年の夏も猛暑が予想される中、ラニーニャ現象による影響が大きいことがわかります。 特に8月の暑さには警戒が必要であり、過去のデータからも例年より厳しい暑さが続くことが懸念されており、早めの対策が重要だと考えます。
エアコンの点検や暑熱順化の実践はもちろんですが、特に高齢者や子どもたちが安全に夏を過ごせるよう、地域全体でのサポートが不可欠です。
自治体としても、公共施設の開放や冷却スペースの提供など、積極的な支援を行っていくべきです。
また、熱中症予防に関する情報を広く周知し、全市民が対策を講じることができるよう、啓発活動にも力を入れたいと思います。
昨年のような真夏日が続く状況は、私たちの生活にも大きな影響を与えます。
そのため、エアコンの早めの点検や暑熱順化の習慣化を推奨し、家庭や職場での実践を呼びかけていきます。
市民一人ひとりが暑さ対策を徹底することで、健康被害を最小限に抑えることができます。
今年の夏も、安全で快適に過ごせるよう、共に取り組んでいきましょう。