猛暑によるコメの不作と価格高騰が招く影響

米の品薄と価格高騰は、日本の社会に深刻な影響を及ぼしています。
特に、日常の食卓に欠かせない主食となるコメの価格が上昇することは、多くの家庭にとって大きな負担となっております。我が家も深刻です。
インバウンド増の影響やコロナ禍明けの需要増と、さらに農業の現場では、猛暑による不作が原因であり、これに対する対策が急務となっているのではないでしょうか。

まずは記事について説明

コメの品薄による価格高騰が続いています。
猛暑による不作で流通量が不足する中、インバウンド（訪日客）回復などによる外食需要の急拡大で需給が逼迫しています。
農林水産省が発表した６月のコメの相対取引価格（速報）は、令和５年産米の全銘柄平均で約１１年ぶりの高値水準となりました。 コメの卸売店や飲食店は価格の引き上げを余儀なくされ、日本人の食事に欠かせないコメが手軽に手に入りづらい状況です。

平成のコメ騒動とは異なり、現在の価格高騰は急激で予測が難しいものです。
大阪市中央区にある米穀商店の社長は、スポット取引の仕入れ価格が月ごとに上昇していると述べています。
最低価格帯のコメは昨年10月時点で1俵（60キロ）1万5千～6千円程度だったが、現在は2万円台に突入しています。 在庫不足により新規の飲食店との取引は断らざるを得ず、価格転嫁にも踏み切っていますが、「売り上げは2割増えたものの、利益率は3割減」と話しています。

新型コロナウイルス禍では飲食店の営業自粛に伴い、多くの米穀店で在庫が積み上がる状況が続きました。
こうした経験から、スポット取引の割合を増やす店が増加し、吉川米穀商店も約2割をスポット取引に切り替えたが、その中で価格が急騰しました。

高村の考え

今回の価格高騰は、平成のコメ騒動とは異なり、多角的な要素が重なっており、急激で予測が難しいものだと思います。
そのため、農家や米穀店、飲食店にとっても大きな経済的な打撃となっています。
記事にある米穀商店のように、スポット取引に依存することで価格の変動に対処している店舗は、今後の経営が一層厳しくなることが予想されるのでしょう。

解決策としては、かなり難しいのでしょうけど、農業技術の革新と気候変動に対する適応力の向上が必要なんでしょう。
また、政府や自治体による支援も重要であり、価格安定のための制度や補助金の提供が求められるのかもしれません。 消費者にとっても、無駄なく食材を使う工夫や、他の食材への代替を検討することが求められるでしょう。

これからの日本は、食の安定供給を確保するために、農業の強化と共に流通の効率化を図り、持続可能な社会を目指していくことが必要と気付かされるニュースです。