令和4年11月定例会 個人質問 [教育行政について]

令和4年(2022年)11月定例会 個人質問

1.教育行政について / 2.高齢者のデジタル推進について / 3.サイバー攻撃について /

以下、議会で質問した内容と、答弁いただいた内容を記しております。

教職員のICTリテラシーについて

Q

小・中学校ICT機器操作等支援業務で、教職員がICT機器を活用した授業で学習指導に注力できる環境整備という事で、ICTサポーターを54校に月8回程度ずつ配置し、現場の先生だけでは限界があった児童・生徒の端末操作の支援もできるとの事。
子どもだけでなく、機器操作の苦手な先生にとっては、大変ありがたく助かるものだと思います。
とはいえ、サポーターが不在の中で、いざ操作するときに、ソフト・アプリがどういったものなのか、また最低限の仕組みやルールなどを頭に入れておかなければいけないことも、多い事と思います。
現場で働く教職員のICTリテラシーの向上のための、これまでの取り組み、そして今後の計画などお教え願います。

教育監 ご答弁
教職員のICT活用指導力向上のためのこれまでの取組として、端末や授業支援ソフト等の基本的な操作スキル、授業における端末の利活用方法、緊急時におけるオンラインホームルームやオンライン学習の実施方法等、ニーズを先取りした内容の研修を計画的に実施してまいりました。
今後は、新たに配備する授業用端末の活用を初め、プログラミング教育やSTEAM教育に関する研修を、有識者を招聘し実施いたします。

※STEAM教育(スティームきょういく)とは

S:Science 科学
T:Technology 技術
E:Engineering 工学
M:Mathematics 数学
STEM教育はこれら4つの学問の教育に力を注ぎ、IT社会とグローバル社会に適応した国際競争力を持った人材を多く生み出そうとする、21世紀型の教育システムです。
とはいえ、単に「科学技術」や「IT技術」に秀でた人材を生み出すことだけが目的ではありません。
STEM教育の根底には「自分で学び、自分で理解していく子ども」を育てることで、新たな時代に必要とされる自発性、創造性、判断力、問題解決力を養う。それがSTEM教育の本質的なねらいです。

MEXCBT(メクビット)について

Q

紙媒体では不可能な、動画や音声を利用した問題の作成も可能となり、オンライン上で学習やアセスメントができる公的CBTプラットフォームである、文部科学省CBTシステムMEXCBTを使っている学校は市内にどれだけあるのか?状況をお教え願います。

教育監 ご答弁
本市では、市内の全小・中学校でMEXCBTを使うことが可能となっております。

ちょっと噛み合っておりませんが、使用可能状態だけど、現場ではまだ使っていないという事ですので、今後の利活用に期待しておきます。

学校の警備体制について

夜間早朝と土日の有人の警備から、今後機械警備を入れて無人化するとのことで、現場の諸課題が人感センサーにすることでクリアになるとのこと。
夜間早朝と休日は、そういったシステムで警備する事は結構ですが、昼間のセキュリティについてはあまり重要視されていないと感じます。
昼間は、安全対策警備員さんや、長期休暇中は受付員さんがいらっしゃいますが、比較的高齢の方たちばかりで、また防犯カメラが設置されていない学校が多く、児童・生徒がいる昼間にこそ、重点的な警備のシステムが必要であると考えます。
まずは、かねてより早期の設置を求めてきました、防犯カメラについてお伺いいたします。

Q

学校の防犯カメラの設置は、学校の規模にもよりますが、適正な数と効果的であるとされる位置について、教育委員会としてのお考えをお示しください。

学校教育部長 ご答弁
学校の安全対策として、小学校の正門付近に警備員等を配置するなど実施をしておりますが、人の目だけではなく施設や設備面も合わせた安全対策の強化は重要であると考えております。
校門などの周辺に防犯カメラを設置することは防犯上有効と考えられることから、早期に設置できるよう検討してまいります。なお、具体的な設置箇所や数は各学校の状況により判断してまいります。

Q

5月議会では「できるだけ早く防犯カメラを設置できるよう検討を進める」とのことでしたが、現在の設置の計画はどのような状況でしょうか?
適正な数や配置がなされることだと思いますが、具体的にお教え願います。

学校教育部長 ご答弁
学校の防犯カメラにつきましては、各学校の状況により、効果的な位置や数を判断し、来年度中の設置に向けて検討を進めてまいります。

Q

昼間の不審者侵入に対して、警備会社や警察等に即通報するような仕組みはあるのでしょうか?

学校教育部長 ご答弁
学校において不審者の侵入があった場合には、各校の実態に合わせて策定しました不審者侵入時対応マニュアルに基づき、組織的かつ即時的な対応ができるように毎年訓練や研修を行い、児童、生徒の安全確保を図っております。
また、職員室には府警ホットラインを備えつけており、緊急時には警察に即通報することが可能となっております。

職員室に即通報できるボタンが一つあるという事ですが、いざという時に現場の対応が最優先となる中で、職員室に正確に情報が集まるのかという疑問がありますが、無いよりはマシという事でしょうか。
各教室にもある方がいいのか、門の付近にもある方が良いのか、理想は門をくぐる前にAIの顔認証・識別で施錠解除など、言い出すとキリがありませんが、昼間の子どもや、職員さんの安全についても、もっと意識して欲しいと要望しておきます。

ミサイル発射時の避難訓練について

Q

Jアラートによる、情報伝達訓練の伝達試験が5月18日・8月10日・11月16日に行われましたが、弾道ミサイル発射を想定した市内小中学校の避難訓練の実施状況(全校か否か)と、その実施内容についてお教え願います。

教育監 ご答弁
今年度8月時点の調査では、弾道ミサイル発射を想定した避難訓練を実施している小・中学校はありませんでしたが、安全教育の一環としてJ-ALERTが発信された際の避難行動を指導した学校は26校ございました。
内容としては、文部科学省発出の学校の危機管理マニュアル作成の手引や大阪府教育庁作成のJ-ALERTによるミサイル発射情報に関するガイドラインに基づき、安全な場所に避難し、姿勢を低くして頭部を守るという行動を児童、生徒が自ら判断できるよう指導するものでございます。

安全教育の一環で指導しているのは26校という事で約半数くらい、そして避難訓練の実施が0でした。
11月には頻繁に、ミサイルを北朝鮮は発射しており、予断を許さない状況に変わりはありません。
今後は市内全校が、リアリティを持って緊張感のある指導と訓練を頂きますよう、要望しておきます。

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