令和3年 2月定例会 予算委員会(健康福祉分科会) [保育士・保育所支援センターに係る拡充について]

令和3年2月定例会の予算委員会 健康福祉分科会で「保育士・保育所支援センターに係る拡充について」質疑いたしました内容を以下に記します。

保育士・保育所支援センターに係る拡充

保育士・保育所支援センターに係る拡充、これも同じような形で保育士さんの確保という部分だと思うんですけども、ホームページで見たんですけど、これの運営実績、2月末ぐらいだったと思うんですけども、この実績の数字に対してどのような評価というか、どのように考えておられるのか、総括をお願いします。

ご答弁(保育幼稚園室主幹)
保育士・保育所支援センターにつきましては、保育人材の安定的な確保を目的としまして、令和2年7月に開設いたしました。コロナ禍の中、大変厳しい状況ではございましたが、チラシの配布とかホームページ、SNS等で広報活動をし、発信していったということに加えて、日々のマッチング支援を地道に取り組んだ結果、徐々に相談件数は増えてまいりました。
令和3年2月末現在の実数でございますが、約8か月間の実績でございます。登録者累計は70名です。就職決定者は28名となっております。潜在保育士向けの就職支援セミナーを新型コロナ感染対策の上、積極的に開催したということもございまして、2回で36名参加されました。実践に役立ち、非常に好評であったというふうにアンケートでいただいております。再就職を考えられている方の後押しになったというふうに考えております。
北摂各市の状況ですけれども、高槻市が先行してやられてますので、高槻市の実数を例に申し上げますと、令和2年度はコロナ禍の影響もありまして、1年間で40名。本市は8か月間で28名ということですから、高槻市とそれほど数字の上では差がないということです。豊中市、茨木市と比べますと、本市の決定者は多くございますので、数字の面からは一定成果はあったというふうに考えております。

かなり手応えがあったという感じで、僕も今の数字を聞いていて、よかったのかなという気はします。

就職とありますけど、これはもちろん保育所とかその辺に従事されたということで理解してよろしいでしょうか。

ご答弁(保育幼稚園室主幹)
28名の内訳ですが、保育士が17名、保育教諭1名、保育補助10名でございます。

全員保育に携わってるということですね、ありがとうございます。
これは、登録するに当たって、何か、その方たちから相談とか、不安なこととか、意見は多分吸い上げてるのかなと思うんですけども、その辺をお教えいただけますか。

ご答弁(保育幼稚園室主幹)
登録される方の前職の離職理由を確認したところ、主に結婚、出産を理由にされた方と、あと家庭事情という方が大半でございました。
ただ、東京都が行いました、少し古いデータにはなりますけれども、過去に保育士として就業した者が退職する理由としましては、職場の人間関係であったりとか、給料が安いであったりとか、仕事量が多いとか、そういった理由、いろいろ複合的な要因はございます。
それぞれいろんな理由があると思いますが、それぞれの事情に応じて適切に支援してまいりたいと考えております。

非常に前向きに取り組んでおられるなというのは、今の答弁でも分かります。

次に、この拡充部分というのは、会計年度任用職員さんを増やしての対応ということで、ほかの拡充内容はないですか。

ご答弁(保育幼稚園室主幹)
委員がおっしゃるとおり、会計年度任用職員1名増員によるものでございまして、主に人件費の増加でございます。

この職員さんというのはどういった方を入れてるんでしょうか。

ご答弁(保育幼稚園室主幹)
公立の保育士OBになります。業務の内容でございますが、保育士・保育所支援センターは保育人材の確保を目的としておりますが、既に保育所等で働いている保育士に対しての離職防止や、能力向上のための支援が必要と考えております。
その一つとして、キャリアアップ研修を実施して、保育士の専門性や処遇改善を図ってまいりたいと考えております。新たな研修を実施することによりまして、研修内容や実施方法を検討していくという必要がございます。
また、現在、保育幼稚園室で行っている保育士や幼稚園教諭を対象とした研修について、その辺りも一定見直しを行って、研修体制の再構築を図ってまいりたいと考えております。
そのため、主に研修に関する業務量が増加することによりまして、会計年度任用職員を増員したものでございます。

いろんな角度から支援できるようにということで、一人増員されてるということで理解しました。
1年目は先ほど高槻市とかと比べてもらった数字をお教えいただいたんですけども、1年目ということで、目新しさがあって、登録者数というのは比較的多くなることはある程度は予想されると思うんです、最初なんで。
2年目以降、慣れということじゃないですけど、目新しさがなくなってくると、新規の登録とかも減ってくることは多分予想されます。
とにかく待機児童の解消とか詰め込み保育とかの解消という部分に、重要な役割になってくると思うんですけども、今後の目標とかはしっかり数値を持って取り組んでおられますでしょうか。

ご答弁(保育幼稚園室主幹)
初年度につきましては、実際の数値目標というのは立てておりませんでしたが、次年度は数値目標を立てていきたいと考えております。
高槻市では就職決定者と復職支援セミナーの受講者数を目標値に設定しておりますことから、それらを参考に、本市では就職決定者50名、セミナー受講者50名を数値目標として取り組んでまいりたいと考えております。
先ほど委員がおっしゃったように、今年は初年度ということもございまして、この年度実績に満足することなく、次年度以降も復職支援セミナーの開催数を増やしたりだとか、JOBナビすいたと連携を強化しまして、合同のイベントを開催したりとか、保育の質を確保していくという思いを強く持って、攻めの姿勢で新しいことにチャレンジしまして、一人でも多くの方を支援してまいりたいと考えております。

かなり積極的な答弁を頂きましたんで、ぜひとも妥協することなく、2年目は特に大事だと思うんで、取り組んでいただきたいと。

やっぱり登録してもらったり、就職してもらうに当たって、本市で働く魅力というのは絶対に必要になってくると思うんです。
その魅力というのは現場の環境を改善していくということが必ず必要になってくると思いますので、その登録者数を増やすためには何が必要かというところをしっかりと落とし込んで、考えていってほしいなと思います。

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