本日、建設環境常任委員会が開催されました。
今回の委員会では、能登半島地震の教訓をいち早く吹田の制度に反映させる「水道条例の改正」や、物価高騰・現場の安全確保に伴う「高浜橋梁工事の契約変更」、そして地域の安全を守る「市道の認定」など、私たちの日常を支える議案について審議を行いました。
各委員さんからは、市民の皆さまの不安や疑問を代弁する質疑が行われました。
委員長という立場でとったメモから報告いたします。
(相違がある場合は教えてください…)
1. 災害時の「水」を一日も早く復旧させるために
【議案第8号:吹田市水道条例の一部改正】
改正の内容と趣旨
能登半島地震では、現地の業者が被災したことや、修理が集中したことで、宅内の水漏れ修理が大幅に遅れ、断水が長期化しました。 これを受け、吹田市でも災害などの非常時に限り、吹田市の指定がない市外の業者でも修理ができるようルールを緩和します。
主な質疑と答弁
- Q:過去に吹田で同様の状況はあったか?
- A:過去に例はないが、大規模災害時に備えた事前の備え。
- Q:国からの要請がないと動けないのか?
- A:要請を待たずとも、本市の判断で柔軟に対応可能。
- Q:修理費は変わるのか?また、耐震化の状況は?
- A:業者により異なるが、補助金活用も検討する。配管は耐震性の高いポリエチレン管への切り替えを進めている。
- Q:災害時の損傷をどう把握するのか?
- A:職員による巡回や給水車からの情報に加え、スマートメーターの実証実験などを通じて迅速な把握を目指す。
- Q:市外業者を呼ぶ判断基準や仕組みは?
- A:市内の業者(79社)で対応しきれない場合。日本水道協会などと連携し、ケースバイケースで最適な応援体制を組む。
- Q:現場の職員体制に課題はないか?
- A:本市だけでは限界がある。いざという時に他市からの応援をスムーズに受け入れる「受援体制」の構築が極めて重要。
2. 高浜橋の耐震補強:安全とコストの適正化
【議案第12号:高浜橋耐震補強及び補修工事契約の変更】
変更の内容と趣旨
昨今の物価・賃金高騰(インフレスライド)への対応に加え、工事中に判明した現場状況に合わせて工法や安全対策を強化するため、約1,190万円を増額するものです。
主な質疑と答弁
- Q:事前に判明しなかったのか?
- A:塗装を剥がした後に通信管の干渉が分かるなど、工事を進めて初めて判明するケースがある。
- Q:歩道の安全確保はどうなっているか?
- A:工事中に寄せられた要望や警察との協議に基づき、仮囲いの配置を見直して歩行空間を確保した。また、歩行者に配慮し、左右の歩道は片側ずつ施工する。
- Q:工期への影響は?
- A:変更はない。
3. 暮らしを支える「市道」の認定
【議案第18号:市道線の認定】
内容と趣旨
末広町、垂水町、山手町など市内16カ所の路線を新たに「吹田市道」として認定しました。これにより、市が責任を持って道路の維持管理を行います。
主な質疑と答弁
- Q:行き止まりの道も認定されるのか?過去との違いは?
- A:昭和49年までは「通り抜け」が必須だったが、現在はルールが変わっている。
- A:平成15年の見直し以降、行き止まり(袋小路)であっても、一定の幅員(道の広さ)などの条件を満たせば認定可能。
- Q:どのように認定が決まるのか?
- A:寄付者からの申請を受け、現地調査を行った上で、条件を満たすものを認定している。
委員長としての総括
今回の委員会では、単なる事務的な手続きだけでなく、「災害時に本当に機能するのか」「市民の安全が守られているか」という質疑が印象的だったかな。
特に水道の修理体制については、能登の教訓を自分たちの街のこととして捉える重要性を再確認できた気がします。