覆面調査を活用したおもてなし改革、他の自治体にも広がる可能性は…？
記事の説明
北海道小樽市が、「おもてなし規格認証」で自治体として初の「紺」認証を取得しました。
この認証制度は経済産業省が2016年に創設したもので、飲食店やホテルなどのサービス事業者が対象でしたが、自治体が申請して認証を受けたのは初めてです。
認証には3つのランクがあり、今回取得された「紺」は、独自の創意工夫が凝らされ、高品質なサービスを維持している事業者に付与されます。
小樽市では市内の観光協会や事業者と協力し、「オール小樽」でおもてなしの向上に取り組んできました。
その中で、覆面調査員による窓口対応のチェックを行い、所定の基準を満たした結果、2023年11月に認証取得に至ったとのことです。
高村の考え
小樽市の取り組みは非常に興味深いですね。
観光地として多くの人を迎え入れる小樽市が、自治体として「おもてなし規格認証」を取得したのは、サービス向上のための一歩として素晴らしい成果だと思います。
自治体が自ら高品質な窓口対応を目指す姿勢は、地域全体のホスピタリティの向上に直結するでしょう。
自治体と民間事業者が連携し、「オール小樽」という形で地域一体となった取り組みを行った点も良いですね。
吹田市でもこうした取り組みを導入できれば、市民や観光客への対応がさらに充実するのではないでしょうか。例えば、市役所や市内の公共施設の窓口対応を覆面調査員が評価し、改善策を提案する仕組みを設ければ、利用者の満足度が向上するだけでなく、職員のモチベーションアップにもつながるでしょう。
また、この自治体のように地元事業者や観光協会と連携すれば、地域全体で「吹田市らしいおもてなし」の基準を構築することも可能かもしれませんね。
こうした取り組みは、行政の枠を超えて地域全体の価値を高めるだけでなく、市民が誇りを持てる街づくりにもつながると感じます。
吹田市は既にデジタル化や行政改革に力を入れているので、さらなるサービス向上の一環として検討してみる価値が十分にあると思います。
