家庭教育と学校教育で守るべき若者の才能と倫理観

ITスキルが高い子どもたちの倫理教育が社会の急務ではないでしょうか。
非常に難しい課題ではありますが…。

記事について

福井県警が発表した事件では、千葉県在住の15歳の男子中学生が、自作のフィッシングサイトを利用し、複数の女性の口座情報を入手した疑いで逮捕されました。この男子中学生は、フィッシングサイトを使って金融機関のスマートフォンアプリに不正アクセスを行い、キャッシュカードなしでATMから現金を引き出すサービスを悪用しました。具体的には、福井県内の20~30代女性3人の口座情報を基に、コンビニATMから合計400万円を9回にわたり盗んだとされています。

この事件の発端は、被害女性が身に覚えのない引き落としについて警察に届け出たことでした。その後、男子中学生がX(旧ツイッター)を使って「コンサートチケットを譲る」という誘い文句で女性らをフィッシングサイトに誘導し、口座情報を盗んでいたことが判明しました。現在、この中学生は窃盗罪だけでなく、不正アクセス禁止法違反の疑いでも追送検される方針です。

この事件は、若い世代によるサイバー犯罪がますます巧妙化していることを示しており、特に家庭教育や学校教育、地域社会での教育の重要性が改めて問われるきっかけとなっています。

高村の考え

今回の事件を通じて感じるのは、15歳という年齢でこれほど高度な技術を独自に習得し、それを悪用するという点で驚きを禁じ得ないということです。
若年層における技術力の向上は素晴らしい一方、その使い方を誤ると大きな社会的被害をもたらすという教訓を、改めて認識させられます。
この男子中学生の才能は、正しい方向に導かれていれば社会に大きく貢献できるものであったはずです。それだけに、家庭や学校、地域の教育環境の重要性を痛感します。

家庭教育の観点では、子どもの興味や才能を親がどう導くかが重要なのかもしれません。
例えば、「セキュリティやプログラミングの知識があるなら、どう使うべきか」といった倫理観や責任を家庭で学ぶ機会が十分であったかというところは疑問。
学校教育においても、ITリテラシー教育の強化が急務です。
ただ使い方を教えるだけでなく、危険性や倫理的な側面についても教育を充実させる必要があり、また、子どもが興味を持てる健全な活動やプログラミングの正しい活用法を学べる環境で提供することで、悪用のリスクを減らすことができるはずです。

そーいえば、アメリカのマックス・バトラー(別名マックス・ヴィジョン)の事例が想起されます。
彼も若いころから技術に長け、最初はサイバーセキュリティの専門家として活躍していましたが、不正なハッキング行為に手を染めた結果、最終的には刑務所に収監されることになりました。このように、技術者としての将来を台無しにしてしまう事例は決して少なくありません。
日本でも同様の悲劇を防ぐために、倫理教育を強化し、社会全体で若者を支えていく必要があります。

私の考えは甘いかもしれませんが、この中学生が今回の経験を通じて大いに反省しそして償い、その才能を社会に役立てる方向に活かしてくれたらなぁと思います。

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