財政総務委員会による行政視察[2日目] in 静岡市

2日目は静岡市さんへ、選挙の投票率UPの為の取り組みについて、学びにやってきました。
どこでもそうですが、投票率の低下や若年層が投票に行かない事について、問題意識を持ち静岡市では様々な取り組みをなされている事をご説明いただきました。

静岡市の投票率が低下している原因はいくつかあります。
一番大きな要因は市長選挙と市議会議員選挙がバラバラである事だというのははっきりしていると思いますが、その他について以下に主な要因を挙げます。

  1. 若年層の関心の低さ: 20代や30代の若年層は、選挙が自分たちの生活に与える影響を低く見積もっており、「仕事が忙しく、時間がなかったから」や「選挙によって政治や暮らしが良くなるわけではないから」といった理由で投票に行かない傾向があります。

2. 地方選挙の投票率の低さ: 静岡市の全ての選挙の中で、市議会議員選挙の投票率が最も低く、地方選挙の投票率は国政選挙と比べて相対的に低いことが指摘されています。

3. 都市部と山間地の投票率の差: 都市部の投票率が低いことも問題視されており、地域による投票率の差が存在します。

4. 方法の認知度: 期日前投票の利用者は増えているものの、投票方法や候補者に関する情報が十分に提供されていないため、投票に対する関心が薄れている可能性があります。

これらの要因が複合的に影響し、静岡市の投票率が低下していると考えられています。

静岡市の投票率向上のために提案されている、具体的な施策は以下の通りです。

  1. 主権者教育の強化: 子どもの頃から主権者教育を行うことが重要視されており、これにより将来的な投票率の向上を図ることが期待されています。
  2. 情報発信の充実: 投票に関する情報(選挙公報など)を公示日または告示日の翌日に準備し、有権者に対して候補者に関する情報を迅速に提供することが提案されています。
  3. 投票環境の改善: 期日前投票の利用促進や、投票所のアクセス向上など、投票しやすい環境を整えることが重要です。期日前投票の浸透を図り、利用者が増えることを目指しています。
  4. 若年層向けの啓発活動: 若年層の投票率を向上させるために、彼らに響く関心や関わりを作り出す啓発活動が必要とされています。特に、若年層と高齢者の投票率の差を縮めるための施策が求められています。
  5. 「どうする投票率研究会」の開催: 学識経験者や教育関係者、メディア、地元企業の青年部代表者などを集めた研究会を開催し、投票率向上施策についての意見を集め、具体的な施策を検討しています。

これらの施策は、情報発信、投票環境の整備、主権者教育の3つの柱に基づいて展開され、投票率の向上を目指しています。

吹田市においても、投票率の向上に向けた取り組みについて、考えていかないといけないですね。

話は変わりますが、

静岡市役所静岡庁舎本館は昭和9年(1934年)、浜松市出身の建築家中村與資平(なかむら よしへい)氏の設計により建設されたそうです。鉄筋コンクリート造4階建てで、あおい塔と呼ばれ親しまれているドームが印象的な建物です。

静岡庁舎本館は、平成元年(1989年)に静岡県都市景観賞を受賞、平成8年(1996年)に東京大学安田講堂などとともに我が国最初の登録有形文化財に指定されたそうです。
へ~!

この投稿について、「え~事言うなぁ」と思っている人が多いみたいですね。参考にします!(^^)
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