まずは記事をわかりやすく説明
高知市の市立小学校が、中学校のプールを借りて行っていた水泳の授業中に、小学生が溺れて意識不明の状態で救急搬送される事故が発生しました。
事故のあったプールは、小学校のプールよりも水深が深くなっており、水深約130センチメートルでした。
溺れた児童は他の児童2人によってプールサイドに引き上げられましたが、意識がない状態で救急搬送されました。
この小学校では、ろ過ポンプの故障が判明したため、1年生から3年生は近くの小学校で、4年生から6年生は中学校のプールで水泳の授業を行っていました。
溺れた児童は、縦向きと横向きに分かれて泳いでいた中の横向きのグループに所属していました。
プールには3人の教員がいて、溺れた児童がいたグループでは、10人の児童を1人の教員が見ていました。
溺れた児童は、プールの縦の中心から2メートルほど離れたプールサイド付近で発見されました。
教育委員会は現在の児童の容態について「医療情報なので答えられない」としていますが、高知市教育長は「安全が確保されるべき学校現場でこのような事故が起きたことを、心からお詫び申し上げます」と述べました。
高村の考え
小学4年生でも溺れるという深さの中学校プールは、身長と泳力の両方に要因があったと思います。
さらに、そんなに大きなプールでもないのに教員の目が届いていないのは信じがたく、他にも要因があるのではないかとも思います。
とにかく、児童の回復を祈るばかりです。
吹田市では、小学校に大プールと小プールが全校に設置されています。
以前はその点に疑問を感じていましたが、今回の事故を受けて一からその是非について考え直そうと思います。
安全性の確保が最優先であるべきで、プールの設計や教員の監視体制など、あらゆる面から見直しが必要だと感じます。
———– R6.7.6 16:11追記 ———–
5日午前10時50分頃、高知市長浜の市立長浜小の4年生の2クラス36人が、近くの市立南海中学校のプールで水泳の授業を受けていたところ男児が溺れた。近くにいた児童2人が気付き、プールサイドに引き上げた。男児は意識がなく、呼吸もしていない状態で、引率していた教諭が心臓マッサージをした後、市内の病院に救急搬送されたが、同日夜に死亡した。
引用元:読売新聞