実は南海トラフよりも吹田市は…

ちょっと調べたことをここにメモとして残しておきます。
間違い等ございましたらご指摘いただけると大変ありがたいです。


吹田市には活断層帯がひとつ掛かっております。
それは上町断層という活断層帯でございます。

上町(うえまち)断層について

上町断層帯は、大阪府豊中市から大阪市を経て岸和田市に至る、大阪平野に位置する活断層帯です。
断層帯の長さは約42kmで、ほぼ南北の縦方向に延び、断層帯の東側が西側に乗り上げる逆断層といわれております。

平均的な活動間隔は約8,000年ほどといわれていて、現在はその周期に当てはまるといわれています。

上町断層帯が活動した場合、マグニチュード7.5程度の地震が発生すると推定されております。
先に述べた活動間隔から算出された地震発生率が、今後30年の間に2%〜3%との事です。
(この確率については、地震発生の長期確率には幅がありますが、その最大値をとったものです。)
マグニチュードから見て、最大震度は7弱から7強は覚悟しておかなくてはいけませんね。

この地震は南海トラフが発生した時よりも吹田市としての被害は甚大になるともいわれております。

南海トラフ地震の吹田市の被害について

南海トラフ地震で被害が甚大になるのは津波だといわれており、大阪でも湾岸沿いや大阪市内の被害は免れないかと思います。
もっとも地震における揺れに対しての被害は、吹田市でもある程度の覚悟はしておかなくてはいけません。
推定震度は6強と出ておりますので、先日の高槻市を震源とした大阪北部地震の時と同じ位だと思ってもらっていいと思います。

しかし、吹田市の津波による被害の想定は0に近いと言われています。
吹田市の主な河川は神崎川と安威川ですね。
津波が河川を昇ってきても吹田市ではせいぜい10~50cmほどで、それで何かが起きるとは考えにくいという見解です。

ただし、大阪市内でパニックになると近隣の市に避難者が多くなだれ込んでくることが予想されます。
その際は吹田市にも大きな影響があると覚悟し、互助の精神で困難に一緒に立ち向かわなくてはいけません。

少し古いのですが、朝日新聞社の南海トラフ地震の被害想定が出ておりましたので、参考までに掲載しておきます。
(多分2012年度か2013年度のものかと…)

吹田市の最大震度と最大津波の高さと津波の最短到着時間

最大震度 6強
最大津波高
津波(1m)到達最短時間

地震による揺れはすさまじいものだと思いますが、津波の影響を直接は受けないようですね。

大阪市(住之江区)の最大震度と最大津波の高さと津波の最短到着時間

最大震度 6弱
最大津波高 5m
津波(1m)到達最短時間 110分

大阪在住の方なら、住之江が被害を受けるという事は容易に想像することができますね。

高知県(室戸市)の最大震度と最大津波の高さと津波の最短到着時間

最大震度 7
最大津波高 24m
津波(1m)到達最短時間 3分

3分!こんなに早いんですね…。
3分…、最大の津波が来るまでもう少し猶予はあるにしても、この短時間で何ができるでしょうか。とにかく日頃から高台に避難する最短ルートを確認して、想定した訓練も必要ですね。(多分やっていると思いますが。)

参考までに

上町断層地震の揺れ方と南海トラフ地震の揺れ方の違いについて、南海トラフ地震は東日本大震災や阪神淡路大震災の時のようないわゆる「横揺れ」であると言われており、上町断層地震は先日の大阪北部地震のような、地面から突き上げられるような「縦揺れ」であると言われております。

公助はあてにしない方がいい理由

普段からこのような大震災に備えて、非常食や携行品などを用意しておかなくてはいけません。
ちなみに吹田市役所には吹田市民の人数分で1日分しか備蓄しておりません。

また災害が大きければ大きいほど救助や支援が遅れることも言われております。
通常3日が目安ですが、未曽有の大災害時には、1週間は自力で生きていける備蓄が必要と言われております。

何を用意しなくてはいけないかは、人または家族によって違うと思います。
赤ちゃんの用意一式や、介護用品なども忘れてはいけませんね。

意外とありがちなのは、メガネです。

地震の家具倒壊で枕もとのメガネが割れた。
替えのメガネがないので生活にそうとう不便したという事例もございます。

あとは、実際に東日本大震災に遭われた方のお話ですが
「カップラーメンは水をたくさん使う。そうめんを用意した方がいい。」との事でした。

要するにカップラーメンやカップ焼きそばは必要以上の水を使う(あとから捨てる量を含む)ので効率が悪いらしいです。
そうめんは水に浸して時間が経てば食べれる。残った水は他の用途で使う事が可能という事らしいです。
極限の中で生き抜いた先人の知恵というものでしょうか。

とにかく、災害時にはまず自助を。そして自身の次は互助・共助。

みなさんで共有して、困難を乗り切りましょう。

この投稿について、「この記事もっと掘り下げて欲しい」と思っている人が多いみたいですね。参考にします!(^^)
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